大内町立高尾小学校 サムネイル

大内町立高尾小学校 ~無力と常識の障壁たち~

大内町立高尾小学校 (たかお)

大内町立高尾小学校 外観

About 大内町立高尾小学校

秋田県由利本荘市高尾沢田にある学校跡地。1980年閉校の校舎がそのまま残り、役所支所管轄の高尾コミュニティセンターとして再利用されている。

スポット評価

終末度合12
訪問難度10
観光要素12
化石価値16
総合評価49

保存状態はそのままで、立地もよく申し分ない価値を持っているはずだが、後述する理由によりさじなげ委員は大きなため息をつくことになる。時代とは怖いものだ。

大内町立高尾小学校のさじなげB級ポイント

写真集第2弾を作る傍ら、来年に向けた新たな企画に向けて委員たちは試行錯誤していた。数多く迫る怪しい大人たちに騙されてはいけないし、邪魔ばかりある町では進捗が遅すぎている。

新卒の頃に分け合って上川大内に来てからというもの、大内町は気になりの沼に見えている。村人は優しい人が多いが、きっかけがないと仲良くしてくれない。内陸にありがちな気質だ。

大内町立高尾小学校 グラウンド

感湯館跡地から東に2kmあまり、大内町はたんぽぽ館・かすみ温泉・どまらんど大内とみなさんご存じの有名スポットがひしめく時代遅れ観光地なのだ。

すっかり昭和に置き去りにされた温泉王国は枯れに枯れている。その証拠に、ぽぽろっこをよく利用すると話していた高校1年のときのクラスメイトに中嶌はフられた過去がある。愛も枯れているのだ。

土砂災害

ラブとは災いでもある。中嶌の名前が書かれたプリントは、無残にも彼女に汚物扱いされていた。

しかし大人になった彼は違う。そのねちっこさを強化して生まれ変わったのだから。

早めの自主非難

大内町立高尾小学校 全景

大内町立高尾小学校は1980年に閉校した木造校舎。旧大内町の北部中心地にあり、雄和ユアシス南外に通じる交通の要所(山村の割には)となっている。

校舎がほぼそのまま残るほか、創立100周年(1974年)の石碑もある。残念ながら学校の歴史を記したものは敷地内に確認できなかった。

高尾小学校 側面

現在コミセンとして使われているとの情報通り、インフラ設備は修繕されている。

通るとたまに車が停められていることもあり、それなりに利用されているようだ。

大内町立高尾小学校 内部

今回当委員会では、役場を通じて本校舎に入っての撮影ができないか陳情を行った。

しかし、「設備的には問題ないが、本来の用途と異なる」との理由で訪問を断られてしまった。
ほ、本来の用途とは…?この建物を守り語り継ぐことは正しい用途ではないというのか…!?!?

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