秋田市立種平小学校 サムネ

秋田市立種平小学校 ~ゴースト研究工房~

秋田市立種平小学校 (たねひら)

秋田市立種平小学校 外観

About 秋田市立種平小学校

秋田県秋田市雄和種沢戸草沢209番地にある学校跡地。2016年に廃校し、他3校と共に雄和小学校に統合された。今後試験施設に改装される予定。

スポット評価

終末度合い14
訪問難易度10
観光地要素10
化石的価値12
総合評価46

市内最小の児童数(10数名)を維持していたが惜しまれつつも閉校した。往時を知るだけに、人のいない種平小に妙な気持ち悪さを感じた。

さじなげB級ポイント

我々は雄和をいたく気に入っている。図書館には地域史を綴る貴重資料はもちろん、県内でここにしかない情報も多数眠っている。過小評価甚だしい。

更にコンパクトシティぶった中心街も捨てがたい魅力のひとつ。ローソンで何回用を足したことか。ふるさと納税があれば店舗限定で寄付したいのだ。

秋田市立種平小学校 入口

役場支所から3kmあまり、ダリア園を経由して10分もかからない川沿いでソイツは見えてくる。空港からもほど近い良立地という第一印象だ。

廃校訪問は偶然の発見もオツなものだが、やはり予習が大切。ホームページを覗くともれなくn番目の訪問者として歓迎してもらえる。

秋田市立種平小学校 体育館

外観では現役の学校に見えるが、木々に囲まれてその歴史を終えていることがわかる。秋田市立種平小学校は旧雄和町に5つあった小学校のうちの1つで、萱ケ沢の記事でも言及したが1960年代が児童数のピークだった。

特に種平は児童数こそ多くなかったものの、かつては左手子分校(1927~1959)と平尾鳥分校(1927~1981)も保有する山村の基幹校だった。

似顔絵

資料を片手にそんな歴史を感じていると、ふと背中に視線を感じた。
振り向くと、駐輪場から在校生に見つめられていることに気づく。

なんだ、まだ廃校じゃなかったんだ。」我々は安堵し、消えかけている児童は人口減少の暗喩だと感じとった。さすが芸術の里を名乗るだけある。

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