土深井駅 (どぶかい)
About 土深井駅
秋田県鹿角市十和田末広字下モ平にある現役の無人駅。幹線道路から離れ、集落もわずかなため訪れる者は皆無だが鹿角市最東の玄関口である。1942年までは「尾去沢駅」と呼ばれていた。
スポット評価
終末度合い | 11 |
訪問難易度 | 13 |
観光地要素 | 11 |
化石的価値 | 12 |
総合評価 | 47 |
シンプルなのに魅力深い不思議なスポットである。いかにも歴史情緒ありそうなのに見つからない。絶妙な不愉快が残るあたりPTA副会長。
土深井駅のさじなげB級ポイント
どうでもいい場所に行くのがB級観光の真骨頂である。町ぶらロケを見ただけで行った気になるなど言語道断なのだ。目的がなかろうとも寄り道する、それこそオトコの嗜みといえよう。
大館市大滝温泉から鹿角市十和田に行く途中の国道103号線(南にある旧道側)の下画像付近が入口である。駅や集落名を示すものはなく、菅江真澄標柱と「安全運転ありがとう」の煽りが数少ない目印なのだ。
2分も走れば10戸ほどの集落が初めまして。中心で待つ雑な背中が土深井の象徴である。
かつては尾去沢鉱山と馬車鉄道で繋がっていたらしいが、その痕跡は一切残っていない。
冬はギリギリ除雪されていた。車が2台ほど停まれそうなスペースがあるだけで、普段使いされてはいないようだ。最寄りコンビニも5km以上離れ、観光客が降りるような場所でもない。
花輪線沿いはいたく赤字路線であり、我々すら乗ることは滅多にないほどである。
その分B級観光にはもってこいの名所たち。訪問しやすくガッカリもしやすい。
全体的に注意が必要な駅構内が萎える。遮るものは何もなく、平日は2~3時間に1本の場合もあり降り立つには相当な勇気が必要だ。鳥形駅と違って撮影向きのスポットもほぼほぼ見当たらない。
ちなみに隣の沢尻駅は秋田犬の聖地「老犬神社」の玄関口とされているがこちらも知名度皆無。併せて入口も絶望的で、花輪線の未来に暗い影を落としている。近く通った際はドライブスルーを推奨したい。