鳥形駅(とりがたえき)
About 鳥形駅
秋田県能代市坂形字鳥形、JR五能線の無人駅そのものかつ周辺の敷地。昭和35年(1960年)開業のため文献資料が非常に少ない。道の駅みねはま用にギリギリ使えるかもしれないが、歩いて田園を抜けるのはやや悲しい。観光利用が年何人いるのか、気になって夜も眠れない。
スポット評価
終末度合い | 14 |
訪問難易度 | 13 |
観光地要素 | 4 |
化石的価値 | 9 |
総合評価 | 40 |
このタイプの地名はだいたい由来を連想される地形や伝承があるものだが全くもって発見できなかった。そもそも鳥形地区は観光客が来ることはまずないので非常に静かな集落だ。訪問時は立つ鳥跡を濁さず精神で望みたい。
鳥形駅のさじなげ的特徴
駅の手前には2台ほどが駐車可能な砂利スペースがあるのみで、踏切を横断する道路のみが存在する寂しい場所だ。類似タイプに鑓見内駅があるが、こちらはまだ学生需要があることや、見える範囲に集落がそれなりにあるため寂しい感じはしない。
しかし鳥形では駅東口に400メートルほどの坂形地区(小字4つ)があるのみで、四方を田園に囲まれている。何もかもが少なすぎる。1つ北には沢目駅(旧峰浜村の中心地)があり、そちらから来ると不安度が倍増する。
加えて秋田市金足のように行政区画上飛び出ていて、南以外の三方は八峰町となっているが、ここだけは能代市扱いとなっている。
こういう場合は文化圏が能代市側だったという場合がよくみられる…のだが、集落北部分から突然八峰町扱い(峰浜坂形)となっている。謎が謎を呼ぶ…
「なるほどこのパターンは苗字だな」と名推理を浮かばせ、大館にいる鳥形姓の方に連絡した。
しかし「そことは関係ないと思います」と一蹴。それもそのはず、鳥形地区はほとんど小栗と鈴木しかいなかったのだ。西郷どんも驚きの謎はここには眠っているのかもしれない。


【追記】
2023年1月、10年に一度の大寒波に備えてあえて訪問してみた。
当然列車は運行していなかった。しかし駅はしっかりと生きていたのであった。