鹿角市立十和田小学校山根分校 (やまね)
About 鹿角市立十和田小学校山根分校
秋田県鹿角市十和田山根大畑にある分校跡地。県内ラストの分校としてなんとか持ちこたえていたが、2011年に惜しくも廃止された。本校までは約4km。
スポット評価
終末度合い | 14 |
訪問難易度 | 13 |
観光地要素 | 14 |
化石的価値 | 17 |
総合評価 | 58 |
「最期の分校記念館」としての保存が望ましい。アクセスもそれほど悪くなく、状態も良い。このまま見捨てるにはもったいなさが過ぎる。
鹿角市立十和田小学校山根分校のさじなげB級ポイント
廃村に勝るとも劣らず、分校の足跡は空前の灯だ。本校すら亡くなっていくこの時代に我々は立ち尽くし、手を見るしかないのだろうか。
今更悔やんでも仕方がない。人口増加にミクロも貢献していない委員3人が何を宣うか。反省する前に有機物への出会いを求めるべきだ。
しかし不思議なものだ。出会いを求めていた自分が、気づいたら学校にたどり着いていた。ロリコンの節は無いがいささか不安になってしまう。
鹿角市立十和田小学校山根分校は1888年の開設で平成期に突入しても10~20名の児童を維持している珍しい学校だった。地図上で確認すると毛馬内と大湯の中間にある台地とわかる。通学の不便さが分校設置の理由といえよう。
校舎前にはあまり見ない「旧山根分校グラウンド」の避難指示看板がある。理由はどうあれ、分校であることを確認できる設備はたいへん珍しい。
車で訪問すると舗装道のみで、辛い道中もなく容易に訪問できる。有難い。
向かいにはバス停、更に寂しくなる激アツホームページもそのまま残されている。現在はバス通りではなく、活用されていないのが残念でならない。ただその姿には住民の矜持も感じられる。
調べたところ、現校舎は1954年に建築されたものだという。昭和初期~中期の建築物はまだまだスポットが当たらないが、令和の時代に新たな資源として開拓されることを祈りたい。
【2023.01追記】
鹿角市の公的資料によると、今後令和12年までこの校舎は存続させる意向との記述があった。
もしや利活用予定なのか…?はたまた解体予算がないのか。気になるので鹿角に移住したい。