廃村 東由利町倉 (くら)
About 廃村 東由利町倉
秋田県由利本荘市東由利町老方字倉にある集落跡地。最盛期4戸で、1978年に集落再編成事業によって無人になった。舗装道と電柱が現在も残っている。
スポット評価
終末度合い | 14 |
訪問難易度 | 13 |
観光地要素 | 12 |
化石的価値 | 11 |
総合評価 | 50 |
あてのない登り坂ほど不安なものはなく、不自然な舗装道は名不知とは違って細く頼りない。それでもザッコ又よりは断然近いため訪問は比較的容易。
廃村 東由利倉のさじなげB級ポイント
東由利エリアを巡るだけで廃村のパターンが一通り閲覧できるため、今後もより一層の再衰退が期待されている。
雄物川町大沢に至る県道107号線の境界付近、乳牛さんが目印の香りに惹かれる十字路があり、南は善徳、北が倉跡地のダブル廃村入口である。
入るとすぐゆるかやな登り坂となり、不自然に広い左は荒れ地となっている。
「秋田・消えゆく集落180」によればかつてはこの道路ではなく祝沢方面から至る山道がメイン通路だったようだ。
頂上まで来ると道が二手に分かれており、直進が未舗装道で、降りていくと祝沢方面に至る(近隣ストリートビューあり)。右がひとつだけ残る小屋と田んぼ跡への登り坂で、このあたりが家屋の残っていたメインエリアと推察される。
たいへん珍しい「廃村に建つ標柱」も確認できた。これを作るなら集落の歴史も綴っていただきたく…。
頂上付近には作業跡なのか鉄板が敷かれており、集落の全景を見下ろすことができる。この道路は2000年代初頭に整備されたものらしいが、使われている様子はほとんど見られない。
また、電柱には「鍵ヶ崎線」と記されていた。当時の在住者性に同じものがあるが、地名ではなくそちらを冠取ったのだろうか…?