廃村 東由利町善徳 ~身近に記す歴史の証人~

廃村 東由利町善徳 (ぜんとく)

東由利町善徳 外観

About 廃村 東由利町善徳

秋田県由利本荘市東由利館合字善徳にある集落跡地。最盛期2戸で、1998年に無人となった。家屋や水田がそのまま残り、寂しい空気は感じられない。

スポット評価

終末度合い13
訪問難易度15
観光地要素14
化石的価値15
総合評価57

道路舗装により行き止まりが解消され、廃村らしさは少ない。東由利地区の集落の中では比較的訪問しやすいスポットであり、近隣を通った際は是非訪れたい。

さじなげB級ポイント

ボツメキ水源を活用したビールを傾けながら、助手席のサエモンはほろ酔い気分に浸っていた。復路は運転すると豪語していた彼が温泉から先に上がる理由には相応しい。寛大な心を持つわたくし石塚がお届けする廃村訪問記である。

湯出野遺跡から南下し、羽後町田代に至る県道398号線に進む曇り空の午後。

東由利 柴倉温泉

2kmほど南下すると柴倉温泉(詳細不明)の跡が確認できる。もう1km行くと大き目の建物「東由利簡易水道浄水場」があるので左折して坂を登る。

狭い舗装道を1kmほど直進すると廃村 善徳に着く。古くは1800年代から人が生活した小さな集落である。

東由利町善徳 家屋

秋田・消えゆく集落180」によると1戸が現在も耕作に通っており、集落までの道のり(ストリートビューあり)はなだらかな棚田が残る。

冬期間の交通に苦労したことが移転として挙げられ、比較的遠くない集落に感じられるが東由利自体の環境の厳しさを感じてやまない。

東由利大石沢

また、2.5kmほど登ると大石沢集落跡がある。こちらはひと山登った台地状の土地で、家屋は残っておらず道中に草木が散乱していた。

かつてはここまでしか道路がなかったらしいが、平成期になってから雄物川町大沢に至る107号線に繋がり廃村訪問に便利な道となっている。

東由利町善徳 家屋2

善徳奥の家屋は使われていることもあり、ほぼ当時もまま残っている。こうなると一体どこからが廃村なのか、ふと物思いにふけってしまう。

これこそが自惚れである。運転しているからといって偉いわけではない。酔ったフリをしていたサエモンの方がよっぽど冷静だったのだ。一日一善、仕方なく復路も運転して帰ることにした。

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