仙北市大船遊園地 (おおぶね)
About 仙北市大船遊園地
秋田県仙北市田沢湖梅沢にある不吉な遊び場。無造作に遊具と珍獣が拘束されており、蜘蛛の巣を散らした公民館が見る者をこらしめてやまない。整備年代不明。
スポット評価
終末度合い | 16 |
訪問難易度 | 16 |
観光地要素 | 15 |
化石的価値 | 16 |
総合評価 | 63 |
なんともいやしい泥船ランドである。300m東に別の公民館(手習石会館)があるため、ここの存在意義がさっぱりわからない。刻まれた議員さんのエゴが思わぬナンセンスを生み出してくれた。
大船遊園地のさじなげB級ポイント
我々は墓参りの季節を忘れない。それは両親以外の先祖に感謝し、自由に動き回れる健康を祝うためでもある。いつもありがとう。
というわけで殉職した交通安全人形くんが眠る仙北市神代へと赴いたのである。
駅前通りは入口がわかりにくく、ルパンの偽物を模したクリーニング店と農業倉庫がある程度で閑散としている。ただ主要道路まで出れば仙岩峠につながる大動脈46号線がごっつぁん。
その分道路沿い、とりわけ神代・生田の沿線観光は長らく蔑ろにされてきた。観光資源に乏しく、角館と田沢湖に挟まれていることでインパクトに欠けるからだ。
駅前通り近くにあるガソリンスタンドから北側の清水整骨院のある通りに入り、腐った電池販売機を確認してから田園を北東に1kmほど指すとリスの死骸が現れる。明らかにおかしい。
これこそが大船遊園地そのものである。ウォルトが失禁するファンタジーランドが顕在化。
暫く使われていないであろう大船東田集落担手センターが睨みつけている。
きっと昔はここで入場チケットをもぎったことだろう。他の動物共も剥ぎ取られたのだろうか。
アビーロードに腐った遊具が立ち並ぶ。もう若くない4人は町のSomethingを抱え込み、廃れゆく将来へのCome Togetherを演じているというのだろうか。
ここには誰も眠ってなどいない。生きたファンク精神が不気味に立ち込めている。