交通安全人形(神代)(じんだい)
About 交通安全人形 in 神代
仙北市田沢湖卒田字北竹原と南竹原の間、国道46号線沿いの小さな交差点にかつて存在していた女子小学生の人形。国道から逸れて北西にまっすぐ進むと神代小学校・神代中学校があるため通学路内の危険区域のうちのひとつと推測される。最寄り駅である「神代駅」から徒歩10分。
スポット評価
終末度合い | 13 |
訪問難易度 | 17 |
観光地要素 | 10 |
化石的価値 | 13 |
総合評価 | 53 |
小学生タイプの人形はその大きさのせいで倒れやすいのか、劣化が激しく生き残りが非常に少ない。神代の人形は一面の田園風景の中にいる異世界感が高評価ポイントだったが、2015~2016年頃に撤去されてしまった。市の公共施設や学校での展示が待たれる今日この頃だ。
特徴
潟上市羽城中学校近くの人形は凛々しい警察官だったが、こちらは、あどけない小学1年生。仙北市(旧田沢湖町)の平和さを象徴する人形だった。
たしかに国道46号線は角館方面から岩手県に至る内陸の幹線道路のため、比較的交通量が多い。よく見ると北竹原から南にある早稲田地区(温泉ゆぽぽ・わらび劇場等がある「あきた芸術村」)があるため、神代小・中学校の児童数を支える劇団員の皆さんの子供のためと考えると納得がいく。
しかし現在、この人形は撤去されている。それもそのはず。こんなに学校に行きたがっているのに、針金に縛られて登校できなかったのだから。
嗚呼かわいそうな神代ちゃん(仮名)。我々はそんな彼女を応援するため、かつて募金を実施していた。
ランドセル上部が見事に空洞となっていたため、「いつかもしも彼女が撤去されてしまった場合、この100円が入っていたことを忘れないでほしい」という思いを込めて募金していたのだ。
というわけで仙北市の担当者に100円の雑所得疑惑が浮上する。支給返却願いたい。
彼女は今日もどこかで、地域の安全を見守っているのだろうか。
そしていつ小学校に登校できるのだろうか。その行方は市職員のみぞ知る…