協和町立船岡小学校船沢分校 (ふなさわ)
About 協和町立船岡小学校船沢分校
秋田県大仙市協和船岡字船沢にあった学校。1963年に冬季分校として開校し、1971年に閉校した。跡地には自治会館と記念碑が建てられている。
スポット評価
終末度合い | 12 |
訪問難易度 | 09 |
観光地要素 | 11 |
化石的価値 | 12 |
総合評価 | 44 |
分校界最良のアクセスを誇り、初心者にもピッタリの位置にある。県外からの観光客も見込めること間違いなし。寄り道の大切さを学んでほしい。
さじなげB級ポイント
国道13号線沿い、河辺大張野から大仙方面に向かうと出てくる最初の集落である。しかし99.99%の方は通り過ぎることだろう。
集落は旧道沿いに十数戸が連なり、かつては宿場町だったという。
通った方はよくわかると思うが、道が狭いため冬期間は車以外での通行が難しくなる。当然国道沿いもまた然り。そのため冬季分校が設置された。
学校跡は集落の中心にあり、立派な「自治会館」碑が入口に建っている。
協和町立船岡小学校船沢分校は十数名が通う低学年用の冬季分校だった。「秋田・消えた分校の記録」によると教員は4か月自炊生活を送ったという。
現在ある自治会館は1998年に建てられたもので、よく使われているようだ。
敷地内には磨かれた石碑も建っており、地名の由来から学校の歴史に至るまでまさに理想的な沿革が記されている。全集落への設置を所望する。
ちなみに、統合先の船岡小学校も2008年に閉校した。しかしホームページを見ると、稲沢小学校と同じく時空のバグが発生しているのは喜ばしい限り。
現在は東電化工業株式会社の工場に転用されており、こちらは訪問できないのでご注意いただきたい。