ラブホテル向陽 (こうよう)
About ラブホテル向陽
秋田県由利本荘市親川字四ツ釜25にあるモーテル廃墟。松ヶ崎おもしろ館の上にあり、本荘市民の性を限りなく担う喜びのはけ口なのだ。
スポット評価
終末度合い | 19 |
訪問難易度 | 14 |
観光地要素 | 15 |
化石的価値 | 18 |
総合評価 | 48 |
隙を生じぬ二段構えである。グッズを買ってすぐ使うことができるとは、ビデオボックスの到来を予言していたスーパーダブルエクセレンスなオトナの遊び場といえる。
ラブホテル向陽のさじなげB級ポイント
R-18物件は、相当体力がある日でないと更新することができない。一文字一文字を繋ぐごとに我々の将来を憂い、片田舎で苦難を極める異性との出会いなる激レアイベントに思いを馳せなければならないからだ。
風に吹かて感傷に浸りたいときは海岸沿いに限る。一見風力発電施設への入口にも見える坂道が優しいスパイスの在処だ。
しかし封じられている。奥にそれらしき看板が見えているのに。
ただそんなことで挿入…ではなかった侵入を諦める我々ではない。先述のおもしろ館駐車場をよく見ると、裏口入学できそうなドスケベ学園ルートがあるのではないか。
赤い屋根はかつて使われていた管理棟の跡だろう。ここで夜な夜なえっちな生徒会則が制定され、秘密の花園は生い茂る草木をつまびらかにしていたに違いない。
それでは良識ある女性読者が去ったところで本題に入りたい。モテない愚息たちの優しさ、もう惚れちゃいましたよね。一緒に廃墟へ行きませんか?男女の友情は必ずそこにある。
妃出づる国、本荘
ラブホテル向陽は開業年不明。集落から離れたいかにもな場所に建てられている。地図上では90年代前半にはその存在が確認でき、2010年代前半に廃業したと推測される。
2012年のストリートビュー(下図)では、廃墟化する前の姿を拝むことができる。更におもしろ館手前にもうひとつそれらしき建物が確認できる。ここは平成のアダルトディズニーか?
2018年のストビューでも裏口に手すりが確認でき、5年ほどで急激に退廃が進んだことがわかる。
沿岸の建物がいかに海風に晒されているかがよくわかる侵食度合いだ。いつもおうちの中にいる我々とは大違いである。この風格を見習わなければならない。
こちらは受付だろうか。空気に見合わない雨除けが魅力を演出している。
現在残る休憩棟は3棟のみだが、敷地と過去図を見る限り全10部屋はあったように見える。
人口減少を煽りを受けた節約だったのだろうか。町の将来を先読みした戦略的撤退だったのか…?