滑多羅温泉 (なめたら)
About 滑多羅温泉
秋田県南秋田郡五城目町富津内中津又川堤94-1にある廃温泉旅館。2000年代初頭に廃業し、崩れゆく建物がそのまま残されている。県道285号線沿いにあり、車通りも多いため羞恥プレイを受けている。
スポット評価
終末度合い | 20 |
訪問難易度 | 09 |
観光地要素 | 12 |
化石的価値 | 21 |
総合評価 | 62 |
まったくこの町は移住者を寄せ付けない。そのせいでゾンビに食い荒らされた城跡は嘲笑の的である。歴戦の敗者たちだけがヘルプを出し続けている。
滑多羅温泉のさじなげB級ポイント
保呂瀬温泉、うらのあかり温泉に続いて刺激が強すぎる。しかしここだけは幾度となく通り過ぎる民を携えており、先2つとは別格の知名度を保っている。いけずなナイスガイの登場だ。
滑多羅温泉(通称「鶴乃湯」)は400年以上の歴史を有し、天王年間(1571~1591)に鶴が傷を癒して飛び立ったという伝説が残る名湯として知られている。いや知られていた。
1986年末にリニューアルされた現存施設は見るも無残、以前のひなびた湯治宿(1952年まで2km北の源泉に併設されていた)の方が好まれていたのだろうか。ベジータベータの劣化を思い出し涙を浮かべつつある。
ドライブイン(上画像)も完全にゲームセット。飲用泉蛇口がどれなのかサッパリわからなくて。
ちなみに廃業原因のひとつとして、「ツルツルした泉質なので鶴乃湯」という余計な逸話が残っている。
ダジャレで時代を乗り越えることは至難の業ということか。そんな町は令和に韻を踏む…
【2023.01追記】
2022年8月再訪。季節によって彩を見せるニクイ奴。でも仲良くはなりたくない。