謎の木造馬と蛇 (鹿角市)
About 謎の木造馬と蛇
秋田県鹿角市八幡平切留平の南部にある謎の彫刻2体。深い茂みの中に隠されており、道路から肉眼で見つけることは難しい。さながら山の化身ともいえようか。
スポット評価
終末度合い | 23 |
訪問難易度 | 22 |
観光地要素 | 22 |
化石的価値 | 24 |
総合評価 | 91 |
キテレツ大百科1ページ目に欲しい激シブ物件である。下級ゴブリンではその美しさに感動を覚えることすら難しい。気持ち悪さと芸術の紙一重に息を呑み、絶縁したい存在だ。
謎の木造馬と蛇のさじなげB級ポイント
2022年10月、深夜のネットサーフィンに電撃が走った。
鹿角市といえば最高級の廃村から県境の隠れ里、鉱山集落の凋落からド変態のふるさとまで誇り高きディープダンジョンとして名高い。
広くは温泉郷やウィンターレジャーなどが有名だが、そんな感動!の押し売りにはもう飽き飽きしているさじなげ委員一同がいるわけで。
もう我々には美麗な紅葉ひとつ目に入ってこない。地図から浮かび上がる有毒ガスほど人間の欲求をかきたてるものはない。気が付けば八幡平の現地へと足を運んでいた。
さもや北緯40度線は危険エリアへの板門店かもしれない。笑えない秋が終わりを告げようとしている。
擬態ニンジャは生きていた
八幡平切留平の別荘地からやや南、アスピーテラインの地熱発電所と温泉ゆららの間にやってきた。
紅葉深まる最高の青空、そんな謎の彫刻などあるわけが…わけが…おや?
いるじゃねえか。
にしてもなぜこんなところに…。道路に面してもいない、耕されてもいない、公園スペースでもない、はたまた視線が行く場所でもない、辺鄙なジャングルに囚われのウマ息子ダンディーダービー。
いらっしゃいました。木々の彩りに囲まれながらも、人の背丈より高い雑草に囲まれて隠された木馬など見たことがない。それでいて角ばったフォルム…素敵じゃないか。
2mあまりのデカ太変態野郎が。なぜ彼は引っ込み思案なのだろうか。そして…
馬のさらに後ろ、大蛇が睨みを利かせていたのである。
ただし目の奥は笑っていなかった。人間に忘れられたクリエイティビティの怨念だろうか。
かつてここは鱒の養殖場だったような気がしますが、山の奧にコテージっぽい小屋があり道路沿いに彫刻が何体か立ってました。
twitterのリプライから参照
彼らの台座を確認したところ、製作者の苗字と思われるものが掘られていた。
調べたところ、八幡平別荘地の中に製作者らしき方の住宅が残っていた(住んでいるかは不明)。
そしてその敷地には多数の彫刻が…。それが何を表しているのか、疎い我々は首を捻るばかりだ。