廃村 鹿角市才田 ~令和に生きる昭和遺跡~

廃村 鹿角市才田 (さいだ)

廃村 鹿角市才田 家屋

About 廃村 鹿角市才田

秋田県鹿角市八幡平字湯瀬才田にある集落跡。最盛期3戸で、1972年に集落再編成事業で無人となった。ほぼ全ての建物が現存し、草木に覆われながらもその歴史をかろうじてとどめている。

スポット評価

終末度合い19
訪問難易度11
観光地要素16
化石的価値21
総合評価67

並居る廃村の中でも屈指の見つけやすさを誇り、隣の廃村 鹿角市石田(近日公開)と共に社会科見学にはもってこい。ただ他集落からは離れており、県境のため自然に囲まれていることを考慮すると人外生物に注意したい。

さじなげB級ポイント

当委員会屈指の宝玉稲垣アパートの解体にむせび泣く我々は、それでも湯瀬温泉峡を愛してやまない。開湯以降ほぼ変わらない街並みとひなびた環境、この先忘れることはないだろう。記憶と共に永遠に生きゆくのである。

この時点で最寄り集落の八幡平からやや離れているが、更に県境付近まで足を伸ばすと道沿いに石田・才田・坊岱野の3集落跡が連なることを知る者は少ない。

廃村 鹿角市才田 入口

才田は県境ギリギリにある奈良屋(湯瀬ドライブイン)付近にあり、秋田方面から訪れる場合は車の往来に注意し、一度引き返すとすぐ見える坂道が入口だ。

訪問時は草木が生い茂り、集落に入る下り坂の手前(↑画像位置)にギリギリ車を停められる状態だった。家屋はすぐ広がるのでそのまま歩いていくと、30秒もすればその全景が見えてくる。5戸ほどの家屋がそのまま残り、緑を増やしながらも時計は50年近く止まったままだ。

廃村 鹿角市才田 中心部

入口付近は広場のようになっており、取り囲むように家屋が立ち並んでいる。

秋田・消えゆく集落180(秋田文化出版/2017)」によると、かつてはここに関所があったという。立地も考えると文化圏は岩手寄りと思われる。

廃村 鹿角市 廃屋

現在も当時の住民が管理に通っていることを裏付けるように、墓石や道のりは他廃村に比べても綺麗な印象を受けた。アクセスの良さもそれを裏付ける。

せっかくの遠出だったので、在住者のもとを訪問すべきだったと少し後悔している(湯瀬駅前に氏名を掲載した看板があるため)。
気持ちいい温泉に入るとすぐ頭が回るはずもない。順序だてた行動を心掛けるべきと反省した訪問であった。

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