廃村 二ツ井町柾山沢(まさやまざわ)
About 廃村 二ツ井町柾山沢
秋田県山本郡能代市二ツ井町梅内字柾山沢にある集落跡地。最盛期5戸で、1975年に集落再編成事業で移転した。一部の建物が今も残っている。
スポット評価
終末度合い | 14 |
訪問難易度 | 14 |
観光地要素 | 15 |
化石的価値 | 15 |
総合評価 | 58 |
ビューポイントとしても良好な立地だが、生活を考えると随分奥まっていて不便さを感じる。かつての徒歩移動はさぞ足に響いたことだろう。
二ツ井町柾山沢のさじなげB級ポイント
林業大好き二ツ井町のご登場である。中心市街地から北西部にある種・梅内エリアがご無沙汰していたので挨拶してから馳せ参じる。
廃村窓山までの道中は琴丘・田代が蘇る開けた一本道が続く。おまけに交通安全ゲートのお迎えで至れり尽くせり。
種梅小学校を過ぎると開拓村梅内沢(1976年移転)への入口「梅内林道」があるのだが、未舗装かつ途中から作業用地となっていて侵入できなかった。
林道入口から3kmほど北上し、馬子岱集落へ入る坂道に右折侵入する。家屋を抜けて1kmほど進むと梅内トンネルへの分かれ道がある(下画像)。
画像中央の柱には「柾山沢林道方向」と記されており、更に少し手前には「馬子岱小学校旧運動場公園」の柱がある。まさか学校跡地だとは思わなかった。
調べたところ種梅小の分校(1974年廃校)だった。廃村住民も通ったのだろう。
未舗装道(砂利)を下った先に3棟の小屋が残っている。木材が積まれたスペースもいくつか見受けられ、現在も農作業が行われているようだった。
一番奥にある家屋は廃村 根小屋沢の跡地だという。併せて集団移転した集落だが、独立した集落だとは思えなかった。無くなるというのは簡単なものだ。