田代町立大野小学校 (おおの)
About 田代町立大野小学校
秋田県大館市早口大野1-4付近にある学校跡地。敷地内に公民館が建っているものの、一部分ではあるが往時の木造校舎がギリギリ残っている。老朽化が激しく、利用はされていない。
スポット評価
終末度合い | 20 |
訪問難易度 | 15 |
観光地要素 | 19 |
化石的価値 | 24 |
総合評価 | 78 |
世にも珍しい「死にかけの廃校」である。一般的な校舎はコンクリートゾンビに噛まれ、我々の知らないうちに木々を失っていくのだろうか。未知のホラーほど怖いものはない。
田代町立大野小学校のさじなげB級ポイント
暴露系YouTuberの登場である。秋田にはホント感謝してるんでね、晒します。
当委員会でも田代町は屈指の変態度を誇っており、見ているだけでたちまちミニにタコができてしまう。秋田犬なる観光要素なぞカケラも感じられない。真の美しい町は北にこそ在る。
早口駅から車で10分あまり、統合先である岩野目小学校(2006年廃校)手前には縄文時代の遺跡があるという。看板だけでその詳細はサッパリだが、あるだけセーフだと思いたい。
普段は気にしない看板にも、よく見ると「中学教諭が発見」とある。偉大な功績に乾杯したい。
そんな岩野目エリアから更に車で15分、橋と林と鬱蒼を3度越えると行き止まりに大野地区がある。
田代町立大野小学校は地区の中心地にあるが、家屋に隠れているため一見わかりにくい。
発電所やダムにも近く、林道を通ると越山小学校千歳分校(場所不明)と越山小学校平滝分校にも通じている。町の広さと学区の果てしなさに絶望を感じてしまう。
一体児童はどこにいたのだろうか。どこにいったのだろうか。誰も教えてはくれない。
※近くにうどん屋があります(山菜天ぷらが絶品)
道路から少し奥まった敷地の入口には、もう少しアピールしていただきたい石碑が残されていた。比較的綺麗に整備されており、地域住民の息遣いが感じられる。
過疎集落では学校跡地(公民館)が唯一のコミュニティスペースともなるため、この地の終焉は真の没落を意味している。山間部は令和こそギリギリの状況なのである。若者ひとり来やしない。
1965年に菅谷地分校(場所不明・大野小から更に北?・開拓集落?)が閉校・統合したことから、残っている木造校舎は70年代に建築されたものと推定される。さらに童は何処へと…