大潟村経緯度交会点 (おおがた)
About 大潟村経緯度交会点
秋田県南秋田郡大潟村中野の田園地帯にある記念碑。日本で唯一の10度単位のポイントゼロ(経緯度が整数で交わる場所)であり、北京やマドリードと肩を並べる。しかしそこには閉ざされた真実が隠されていた。
スポット評価
終末度合い | 00 |
訪問難易度 | 16 |
観光地要素 | 21 |
化石的価値 | 19 |
総合評価 | 56 |
存在はにわかに知られてはいるが、訪問したことがある人物は少ない。そもそも行くほどの価値があるわけではないため、常人は避けて通るのが正解と言える。
大潟村経緯度交会点のさじなげB級ポイント
世紀の大干拓事業により生まれたリトルオランダこと大潟村は、1950年代から20年あまりの歳月と850億円あまりを投じて生まれた大規模農業用埋め立て地帯である。当委員会では初登場となるのもしごく真っ当な展開であり、浅い歴史と標高には眠たいドライブがつきものなのだ。
そんな若い村にも、例外なく闇は潜んでいる。代表的なものは当時の法律に縛られた厳しい営農政策に反発した住民たちによる直販、いわゆる「ヤミ米騒動」があげられる。ただ小難しい歴史はどうでもいいので先に進みたい。
セックスの温床となり一時期部外者出入り禁止となった県立大学清新寮の手前、北緯40度LINEの看板が菊門、いや今回の正門に値する。左は性的に興味が湧くものの、今回は右に進みたい。
おっと闇ペニ騒動が取りざたされるところだった。本題に戻ると、入ってすぐ小石のダートが続く。これは地平線遠くまで続いており、目的地はこの2km先となっている。
道中はもちろん地元農家さんたちの作業道のため、軽トラとすれ違うことが多々ある。大学生の性事情や村の歴史を気にしているようでは、仕事の邪魔になってしまう。しごく当然に左寄り。
なぜなら我々は、標高0mが山頂である大潟富士にも負けない特産品を所有している。地域に残る女性がまた一人減ったところで目的地付近。
灌漑なき道路改革
さて道中もつまらないので早速現地に…
げん…ちに…?
これは恥ずかしい。入るのは1本北の道路だったようだ。まさに無能。イキり散らかしてSNSで調子と屁をこき漏らしている委員一同は小さな町AKITAにおいて無力同然である。
「手前でしょ」とバシ(嘘)をこいていた中嶌を残存湖に埋め、引き返し再度突入をはかった。
未舗装道をトンボ返しに20分、大潟村経緯度交会点は北緯40度、東経140度が交わる位置に建てられた日本でも貴重なモニュメント…
というのはウソである。
これは2002年まで使われていた測量方法による位置(東京の旧国立天文台跡地基準)であり、現在使用されている基準でのポイントゼロは現地から南東に430mずれた場所と記されている。
その証拠に、表示塔付近にある世界地図にはエロアニメでたまに見る謎の光が差し込んでいるのがわかる。えっちなのはいけないと思う委員一同である。とりあえず帰りの休憩地は確定した。
ちなみにgoogleには世界基準の正確な位置が記されている。真の大潟村ファンであれば足を運ぶことも辞さないだろうが、我々は用水路を渡ろうとした結果濡れに濡れていたため早急に避難したわけで…。