廃村 協和町古種沢(ふるたねざわ)
About 協和町古種沢
秋田県大仙市協和中淀川字古種沢にある集落跡地。最盛期5戸で、1971年に集落再編成事業によって離村した。現在も一部の作業小屋や神社が残っている。
スポット評価
終末度合い | 12 |
訪問難易度 | 15 |
観光地要素 | 15 |
化石的価値 | 17 |
総合評価 | 59 |
良アクセスにも廃村は忍んでいる。これは秋田県人の視野がいかに狭く、小さい世界で権力者を持ち上げているかをよく表している。という文言にすら騙されてしまう。
廃村 協和町古種沢のさじなげB級ポイント
すっかり落ち込んでいる。中嶌がようやく一眼レフを取得したと息巻いていたのもつかの間、10年型落ちのデジカメが珍しくぼやけている始末。しかしすぐSNSで暴論を言う奴らの伝手を踏んではいけない。ここは冷静にレポートに移りたい。
大仙市協和町、おもしろ館とおとぼけビーバーがある旧ビッグドン(レジャー施設)跡地付近が入口となっている。この細い道路は国道13号線整備前からある生活道のひとつで、協和ICのある中淀川地区千着集落へと通じている。廃村はその途中に残されている。目と目が合ったらミラクル。
ラブホを過ぎると環境保全センターと排水処理施設があり、それ以降は上画像のようになる。
一見だいぶきな臭いが、協和淀川から秋田市河辺への最短ルートのため意外とすれ違う車がいる。
400年の記憶
協和町古種沢はオートランド秋田と協和ICのちょうど中間、細い通路のような地帯にわずかに残された集落跡地である。
Googleストリートビューもあるため、全景は誰しも確認が可能だ。
南部には排水設備の建物もだいぶ寂しそうに築かれている。
田畑はよく整備されており、元住民による耕作が続いており生命の息吹が感じられる。木々に囲まれた小さな祠にも新しめな御神水が供えられていた。身近な廃村として、是非社会科見学の候補地に推薦したい。もしくは学校での講演会を望むところである。
【追記】
2023年5月再訪。緑にあふれた古種沢もなかなかに見事なものだった。
田んぼも耕作され、元住民が通っていることも確認できた。