ビレッ〇ハウス尾去沢 (おさりざわ)
![ビレッジハウス尾去沢 外観](https://do-inaka.info/wp-content/uploads/2021/01/village-house-osarizawa-1.jpg)
About ビレッ〇ハウス尾去沢
秋田県鹿角市尾去沢新堀16-11にある集合住宅2棟セット。その正体は元雇用促進住宅であり、某社に買い取られて名称が変更されたもの。
スポット評価
終末度合い | 16 |
訪問難易度 | 14 |
観光地要素 | 15 |
化石的価値 | 17 |
総合評価 | 62 |
完璧な立地とのアンバランスさこそB級観光の真骨頂である。誰しもが足を止める景観を持ちながらも、誰も通らない道を据える矛盾が美しい。
さじなげB級ポイント
史跡尾去沢鉱山一辺倒と思われがちな鹿角市西部地区だが、その魅力は枯渇を覚えない。一部は訪問できなくなっているものの、その薄暗さは委員たちを誘惑し続けている。
雇用促進住宅は元々炭鉱労働者を救済するために始まった人生であることから、鉱山と併せて訪問すべき場所であることは土を掘るより明らかだ。
![鹿角市尾去沢](https://do-inaka.info/wp-content/uploads/2021/01/village-house-osarizawa-2.jpg)
尾去沢の中心地区。土床体育館「かなやまアリーナ」で秋北バスが待機していた。すぐ隣にバス停らしき歴史ある詰所があるがそこはスルーされていた。近場の便利さが求められて皮肉なものである。誰も乗る人はいなかった。
そして目的地はこのエリアではない。中心街は坂道に沿って家屋が点在しているが、その手前にある尾去沢小学校に沿って水晶山方面へと向かう。
![鹿角市尾去沢上山](https://do-inaka.info/wp-content/uploads/2021/01/village-house-osarizawa-3.jpg)
![ビレッジハウス尾去沢 茶臼館跡](https://do-inaka.info/wp-content/uploads/2021/01/village-house-osarizawa-4.jpg)
市営水晶山住宅から上山地区を見下ろし、城山野球場へと登ったらその向かいがビレッジハウス尾去沢である。公式サイトによれば建築は1978年、40戸×2棟のお門違い大型物件がおかけになられている。
人間の動きはほとんど確認できないが、雪が寄せられていたのでアイツよりは利用されているようだ。球場からラジオがわずかに聞こえてくる。
![ビレッジハウス尾去沢 入口](https://do-inaka.info/wp-content/uploads/2021/01/village-house-osarizawa-5.jpg)
しかし現在入居受付は行われていない。学校にバリ近いのに…
障子も穴あきが目立つ。希望があれば整備するスタイルなのだろうか。
いずれ町の歴史を語る建物のひとつには違いない。またいつか繁栄する日を願っている。
![ビレッジハウス尾去沢 2021](https://do-inaka.info/wp-content/uploads/2021/02/kazuno-osarizawa.jpg)
【2021.09追記】
夏の尾去沢もまた一興である。ちょうど管理人さんが来ていたが、入居者はいないようだった。