羽後町 田代小学校 ~崩された御隅櫓~

羽後町 田代小学校 (たしろ)

羽後町 田代小学校 外観
田 代 っ 子

About 羽後町 田代小学校

秋田県雄勝郡羽後町軽井沢下除野山6番地にある廃校。2004年に開校したものの、わずか12年後の2016年3月に閉校した短命校である。現在も校舎とグラウンドが残っているが僻地のため再利用はされず、自然に覆われつつある。

スポット評価

終末度合い11
訪問難易度17
観光地要素16
化石的価値13
総合評価57

現存する高瀬小学校から更に西へ進み、鳥海へつながる仙道地区と東由利へつながる軽井沢地区の道中に位置している。高台が看板が残っていることと、周辺が開けていて大きな建物が珍しいため非常に見つけやすい。奥が深い羽後町散策における南の拠点として利用したい。

さじなげB級ポイント

羽後町は道の駅を中心とした西馬音内地区の印象がどうしても強いが、アルカディア公園に代表される五輪坂地区も捨てがたい。温泉としとらんどもあり、雄物川方面からも湯沢方面からも楽しめる観光スポットといえよう。

しかしながら、上記2地区以外に赴く部外者は非常に少ない。羽後町西エリアは国道398号、県道275号、県道57号などどれも初見さんお断りの山道を思わせる造りとなっており、他の追随を寄せ付けない。

それでも探求心に身を預け、せっかく来たなら仙道てんぽでは物足りないという貴方こそより西へと進みなさい。されば道は開かれん。

廃校には似つかわしくないわかりやすいフォルムで我々を迎え入れてくれるのが今回の目的地である。案内通り左折し、丘の手前に駐車して登校しよう。

羽後町 田代小学校 全景
冬対策も万全である。

羽後町(旧)田代小学校は、有志によってwikipediaに記事がまとめられているほか、開校当時のブログも残っていて多くの資料が散見される。

それもそのはず、前述したが2016年に閉校したばかり、かつ2004年(平成16年)に開校したばかりだったのだ。

羽後町は秋田県内の”町”の中では最も過疎化が激しく、この田代小学校も田代・上到米・軽井沢の3校が統合して作られた新しい学校だった。ちなみに上到米小学校は現在「田代福祉センター」として利用されている(現地未確認)。 ※軽井沢小学校は場所不明。情報求む。

羽後町 田代小学校 階段
校舎からグラウンドに降りる階段。うねりが激しい。

田代小は山を切り開いて作られた立地のため、グラウンドから坂を登った先に校舎があるという珍しい作りになっている。急こう配のため大きくカーブした階段はここの名物といえるだろう。

ただ、現在校舎から見えるのは子供たちの遊ぶ姿ではなく、道路向かいの朽ち果てた民家だけとなってしまった。非常に物悲しい場所へと移り変わったのだ。

羽後町 田代小学校 グラウンド全景
廃屋は画像右奥。

誰もいなくなった校庭は、早くも自然に還ろうとしていた。
校長先生が書いていたブログと見比べると、ますます切なさが募ってしまう。

地域住民以外がほとんど使わない道路のため、辺りは閑散としている。通った際は是非足を止めて、校舎からの風景に往時の姿を思い描いてほしい。

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