羽後町立西馬音内小学校田沢分校
About 羽後町立西馬音内小学校田沢分校
秋田県雄勝郡羽後町田沢字長崎にある廃校跡地。1883年開校で、県内ラス4の分校として長い歴史を歩んでいたが、2002年に閉校したのち建物は解体された。
スポット評価
終末度合い | 11 |
訪問難易度 | 12 |
観光地要素 | 13 |
化石的価値 | 13 |
総合評価 | 49 |
言われてみれば学校跡地かも…?というほどに姿をくらましている。2020年夏に写真展が開催されたらしく、標柱か看板の建築が望まれる。
さじなげB級ポイント
羽後町は田代エリアを中心に取り上げてきたが、中心街である西馬音内エリアも見逃せない。区画整理など素知らぬ顔で昭和の町並みを今に残している。
あっさり食感の蕎麦を食べてから無料プランのHPに拍子抜けし、金易二郎名誉九段 (日本将棋連盟初代会長)の石碑を見つけてから学校へと向かおうぞ。
入るとすぐゆるかやな登り坂となり、不自然に広い左は荒れ地となっている。町外れの羽後高校を横目にスルーし、田んぼを縦断し南下していく。
4kmほど進むと田沢地区に着く。隣の鹿内を含めた本校にだいぶ近い学区を有し、西馬音内小学校田沢分校は明通に繋がる十字路付近にあった。
青い屋根の建物が学校跡ではなく、校門の手前付近に新たに作られた「中田沢会館」である。建物前のガケ崩れ注意看板には正確な場所が記されている。
「秋田・消えた分校の記録」によると、1958年には最多児童の99名を数えたという。学校には4年生までが通い、1997年以降は複式学級だったという。
2002年の閉校後は統合元はもちろん、近くの明通小学校も閉校してしまった。
更に羽後高校は県内屈指の定員割れ(3割前後)が続いており、今後更なる統廃合が加速していくだろう。せめてその証だけでも残してほしいものだ。