交通安全人形(大久保)(おおくぼ)
About 交通安全人形 in 大久保
潟上市昭和大久保字高田の交差点に佇む人形。県道104号線と潟上市立大豊小学校の通学路が交わる交差点ではあるが、住宅街から反対側に位置しているため役割が不明。遠目に眺める係なのだろうか?
スポット評価
終末度合い | 10 |
訪問難易度 | 7 |
観光地要素 | 4 |
化石的価値 | 12 |
総合評価 | 33 |
天王方面から昭和町に向かうと(後ろ向きではあるが)必ず遭遇できる。周辺に駐車場がないため、訪問時は300mほど離れたところにあるコメリ潟上店、もしくはクレタ潟上店あたりに駐車して向かいたい。近くで見るとそれなりにキレイに生き残っていて、周辺住民の気遣いがうかがえる。
特徴
周辺の敷地は一通り草むらであり、やや足元はおぼつかないながらもその目はしっかりと地域を見つめている。ただ「昭和町」と合併前表記なのを見ると、時代に残されながらもボランティアで見守りを続けている仙人といったところだろうか。
ただしこの手の人形にありがちな稚拙な落書きはなく、凛々しい立ち姿はなかなかさまになっている。その男らしさこそが交通安全の証なのかもしれない。事実初見の場合、この人形に興味をもって多めに止まる車もいるため、それなりに効果はありそうだ。
そして上の画像(2013年撮影)がすべてを物語っている。この交差点はかつて信号機のない交差点だったが彼の活躍により、現在4方向すべてに信号機が設置されている。そう、彼の無言のメッセージは行政に届いたのだ!!!!!!
googleストリートビューで比較していただければよくわかるだろう。一時は見捨てられたものの、彼は時代を越えて交通網(国道101号線のバイパス)が整備されることを予見していたに違いない。横断歩道、右見て左見てもう一度右見て。基本のキを思い出させてくれるいぶし銀のジェントルマン。
…しかしながら、彼は静かにこの世を去った。
正確にはストリートビュー(2014年撮影)と現在(2018年の間)に撤去されている。何気なさ過ぎて気づかなかったのは残念でならない。当委員会不徳の致す限りです。
ちなみに大久保元木田人形のほうは2018年も現役でした。よかったよかった。
[nlink url=”https://do-inaka.info/contact/”]