田沢湖町立梅沢小学校 (うめざわ)
About 田沢湖町立梅沢小学校
秋田県仙北郡田沢湖町田沢字大山7番地にある学校跡地。1963年に神代(じんだい)小学校へと統合され、敷地一帯は広場になっている。入口には石碑が残され、丁寧に管理されている。
スポット評価
終末度合い | 11 |
訪問難易度 | 09 |
観光地要素 | 14 |
化石的価値 | 13 |
総合評価 | 47 |
道路沿いの抜群のアクセスを誇りながら、知名度の低さとカモフラージュ率の高さには目を見張るものがある。何度も通ったことがあるものの、委員一同も素通りしていたほどである。
さじなげB級ポイント
とっても詳しい神代小学校の沿革とは裏腹に、さじなげ一同は怠惰を極めていた。12月設立の事象をすっかり存亡し、5年目に突入した喜びを出張の陰に投げ呆けていたのである。
そんな広報担当中嶌を叱るサエモンの手には、田沢湖町1986年のゼンリン住宅地図が乗せられていた。さすがにサンプラザ好風亭は載ってなかったが、見知らぬ学校がこちらを見つめていた。
田沢湖線神代駅から200mあまり、46号線から見える位置にあり、徒歩でも容易にたどり着ける場所に廃校はあった。節穴さんが下げ忘れた意気消沈をあざ笑っているのがわかった。
すぐそこに遊園地もある好立地であり、時代が違えば統合元にもなれていたかもしれない。並みいるブロガーやインフルエンサーの波に乗り切れなかった我々を思い出す様相にあらせられる。
石碑の裏にあった沿革によれば、梅沢小学校の設立は明治8年(1875年)まで遡る。
1900年に現在の土地に移転し、1963年に小松、岡崎小(どちらも場所不明)と共に神代小学校へと統合された。石碑は1981年建立と記されていた。ほかでは珍しい校歌の歌詞も載せられていた。
敷地内には小屋もあったが、現在の学校からは少し離れすぎているため子供たちは見当たらなかった。別に子供を好いているわけではないが恋しくなるときもある。男二人旅はしんどいからだ。
つくづく年をとっても変わらない関係でいたいと感じる。更新の遅い中嶌を見つめる目は暖かかった。