辰子誕生の地 サムネイル

辰子誕生の地 ~祝われぬお姫様バースデイ~

辰子誕生の地 (たつこ)

辰子誕生の地 看板

About 辰子誕生の地

秋田県仙北市田沢湖岡崎神成沢にある石碑及び関連墓石群。県の歴史に沿えば重要な人物といえる辰子姫だが、その始まりの地は観光ガイドに全く掲載されていない。

スポット評価

終末度合い13
訪問難易度16
観光地要素12
化石的価値14
総合評価55

行き止まり集落の最後に申し訳なく立ちすくむ看板が情けない。そのうえ道中に案内看板が少なく、向かいながらも思わず心配になってしまう。そしてこの伝説に詳しい人は秋田に1%もいない。

辰子生誕の地のさじなげB級ポイント

歴史をリニューアルする気のない行政サイトを見れば顛末が明らかだが、熱心な廃墟ファンはそんなことどうでもいい。いかにしょうもない現状かを知りたいだけなのである。

一応解説すると「いつまでもキレイでいたい私が光る水を飲んだら田沢湖ができて気づいたら龍になってた」というラノベ的展開のそれだ。アニメ化はまだなのだろうか。

辰子誕生の地 入口

田沢湖線神代駅から北に3kmあまり、岡崎鳥居野の大藏神社を過ぎるとわずかな看板が見えてくる。5年ほど前まではもう少しマシだったようだが、あえなく破壊されたとみられる。

そしてこの看板から間もなくかと思いきや、更に2kmあまり北上させられるはめになる。

辰子誕生の地 家屋

清流だけが響く行き止まりの手前まで来ると、ようやく本当の看板が現れる。

せめてあと〇mと出してほしいところ。そして「ここは院内」と書かれているがこれは旧地名であり、現住所でいう岡崎神成沢という場所に値する。

辰子誕生の日 正規ルート

別角度から撮影したもので解説すると、「中央の木が生誕の地」付近で、「右折した先がお墓と史実看板」になっている。直進した先にある家屋は一切関係ない。
2本の標柱と私有地を潜り抜けてまで史実(サムネ画像)を見たい猛者は一体何人いるのだろうか…。秘密の花園はそう簡単にはのぞかせてくれないということか。

ちなみに、三湖伝説もう一人の主人公である八郎太郎の出生地は草木小の少し南にあり、辰子に比べると非常にわかりやすい。ただこちらは案内がなく、どちらも過小評価が続いている。