井川ダイナソー公園 (いかわ)
About 井川ダイナソー公園
秋田県井川町寺沢字味噌野にある民営の公園。仏像と恐竜が広域農道を見下ろす丘の上にあり、比較的キレイな状態で管理されている。名称は当委員会によるオリジナル。
スポット評価
終末度合い | 10 |
訪問難易度 | 12 |
観光地要素 | 15 |
化石的価値 | 17 |
総合評価 | 54 |
勇ましくそそり立つ様は青空にこそふさわしい。糊口をそそぐ委員共を元気づけるオトコの憧れなのだ。『恋をしたらトレーニングの質も上がって筋肉も増える』byジュラシック木澤。
井川ダイナソー公園のさじなげB級ポイント
たっぷり彫刻が売りの国花苑を構えるじまんこタウン井川町だが、おしなべて7号線沿いだけと勘違いされやすい。魅力的な廃村もあるというのに。もっと光を追いかけてほしいものだ。
特に広域農道沿いは、上小阿仁への旅路を急ぐドライバーたちが駆け抜けるエリアだ。そしてたまにくまさんもいるので侮れない。
しかし我々は立ち止まらなければならない。いくつもチャンスを逃してきたからだ。
潟上方面から井川町に入ってほど近く、最初の信号手前(広域農道の看板を過ぎ、左手に屋台のような車が数台置いてある場所)から見上げると何かいる。『…いる!』は、1998年発売された初代PSのアドベンチャーゲームである。
車でなんとか上がれる未舗装道の途中、明らかにおかしい物体が見えることだろう。
やはりこの町はおかしさに満ちている。叩けばホコリの出る人間が言うのだから間違いない。
ティラノ・リザレクション
井川ダイナソー公園は開設年不明。2014年の航空画像では丘と登り坂があることを視認できるものの、小屋や仏像らしきものは確認できない。
隣接する秋田中央広域農道は90年代に整備されているため、切り開かれたのは2000年代後半と推察される。なお看板や名称を表す標柱なのは存在しない。アングラ公園である。
公園奥には山小屋があり、管理者の農作業小屋として使われているようだ。
草刈りも丁寧で、観光客を迎え入れる真のおもてなし精神を感じることができる。
そして気になる彼の正体だが、実は2018年5月に万SAI堂秋田店から引っ越してきた「キョウ助」だという。首には折れた跡を補修するスカーフが巻かれ、見事な復活を果たしたのだ。
第二の人生を謳歌するキョウ助氏。その勇猛な目つきで、違反運転がないか見守っている。やはり田舎は監視社会だが、まさか恐竜も同じだとは思わなかった。金にいとめはつけておらん。