大曲健康ランド (おおまがり)
About 大曲健康ランド
秋田県大仙市花館字鶴田にあるスーパー銭湯跡地。2014年10月をもって閉館し、建物はそのまま放置されている。今でも見学することで癒され、健康を享受できる。
スポット評価
終末度合 | 18 |
訪問難度 | 08 |
観光要素 | 14 |
化石価値 | 17 |
総合評価 | 47 |
高齢化を憂いている片田舎において、強引であっても産業遺産が見れることは町にとってプラスだと言える。我が軍は圧倒的なこじつけによって、今宵も清らかな休日を過ごしている。
大曲健康ランドのさじなげB級ポイント
盤石な体制はときに組織を惑わせる。2008年10月オープンした大曲イオンは、大仙市民のみならず全県民をおののかせる衝撃を走らせたのだった。
我々は向かっていた。駅前の商店街が見えなくなるほどに。
それでもおもしろ館は忘れなかった。性欲が増すと周りが見えなくなることに似ている。
そして忘れたころに地元の衰退に気づいていた。エロとイオンはときに罪な存在なのだ。
そのせいで児童館もすっからかんなのだ。そうに違いない。
このように、夢中になるとヒトは周りが見えなくなる。衰退衰退といいつつも、その現地を見たことがある人間は少ないのだ。きっとそんな人たちが、にぎわいを創出とか言ってるのだろう。
自然廃墟系元素
大曲健康ランドは2014年に閉館した療養施設。大曲~角館間の国道105号線に面する最高の立地でありながら、すっかり視線は冷ややかなものとなってしまった。
営業時は朝5時半から深夜23時半までと大型営業スタイルだった。大人2時間500円(子供半額)と大盤振る舞いだったが、晩年は周辺温泉の増加により2億円の負債を抱えての破産となった。
70年代初頭には車社会の到来も感じなかったが、今では多くの店が立ち並ぶ通りとなったものだ。
誰しも未来を見通すことはできない。健康ランドもまさか閉館するとは思っていなかった。
過去のストリートビューには閉館直前の建物が写っているが、そこにも車はごく僅かだ。
立地から見て解体する必要もしばらくないため、再開発()でも入らない限り残り続けることだろう。イオンに通っていた頃、この存在を知っていればよかったのだが…。