北秋田市 根子集落 ~マタギ最後の桃源郷~

北秋田市 根子集落 (ねっこ)

北秋田市 根子集落 外観
春先の集落全景。5月まで雪が残ることもあるという。

About 北秋田市 根子集落

秋田県北秋田市阿仁根子に位置する人口100人ほどの小集落。阿仁マタギ(山村狩猟民族)文化発祥の地と言われ、中でも熊の内臓は高値で取引されていた。近年ではインバウンド観光の波に乗り切れず、過小評価の激しい不遇の地域となっている。

スポット評価

終末度合い18
訪問難易度17
観光地要素15
化石的価値20
総合評価70

メンバーのサエモンにはあまりいい思い出がないらしいが、静かな自然と穏やかな住民が調和する美しい集落だ。行き止まり集落の中でもひときわ開けた見栄えと明るさがギャップを呼び、高得点を記録した。

さじなげB級ポイント

秋田内陸縦貫鉄道の中でも屈指の難読地名の笑内(おかしない)駅を降りると、わずかな自販機をスルーして北上しよう。100mもしないうちに県道105号線が見えてくるため、大いに横切ると宿望の個室が暖簾を上げる。

人間を信頼できなくなったら行きたい無機物のアースホール。射れたい気持ちを抑えて、しっかりと立ち止まる姿勢こそ紳士の嗜みといえよう。

北秋田市 根子集落 根子トンネル
集落を繋ぐ唯一のトンネル(1975年完成)。ハイビーム必至。

400mほど上昇すると大気圏を突破し、眼下には絶景が広がる。

しかし日本人は経過を楽しめない生き物だ。性行為こそが最高の快楽なのだろうか、いや違う。紳士ぶって立ち止まらない童貞貴族こそ、皮を被ったディーラー大魔王たちなのだ。ふかすのは新人の芸風だけにしていただきたい。

北秋田市 根子集落 根子トンネル内部
彩鮮やかな隧道内部。今日も住民の生活を支え続ける。

トンネル完成前は、脇に見える峠を越えて移動したというから驚きだ。
根子集落には、行き止まり地帯特有の宗教臭さ・部落らしさが感じられない。飾らない振る舞いがそれを作り出しているのだろうか。一周20分もかからない小さなコミュニティでありながら、不思議と狭苦しさはない。

参考:根子集落の歴史

眺望(サイト上画像)から集落へと降り、直進すると阿仁町立根子小学校(1998年閉校)が見えてくる。現在は体育館のみが残されている。

北秋田市 根子集落 根子小学校
根子小学校体育館跡。年に一度、番楽を披露するために開錠される。

1877年、荒瀬小学校根子分教場として開校し、1940年に現在の場所へと移築された。現校舎(体育館のみ現存)は1969年に建築されたものである。

閉校した1998年は、奇しくも創立120周年となる記念の年だった。学校や基本情報については、こちらのサイトにかなり詳しく掲載されている。地域のあらましをデータ化しておくことの重要性を伝える貴重資料ともいえよう。

地域にお金を落とせるような商店やシステムが少ないため、訪問すると貢献できない心苦しさを感じてしまう。ふるさと納税よろしく、過疎地域にも交歓できる仕組みが急務である。

特に内陸線担当者諸君には周辺集落も含めたグッズ、ツアー化を望みたい。薄いマップはライトユーザーでさえ飽き飽きしているのだから。

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