増田町 戸波鉱泉(となみ)
About 増田町 戸波鉱泉
秋田県横手市増田町戸波字吉ヶ沢口9-3にある現役の日帰り入浴施設。開湯100年を越える長寿物件だが、観光客はほぼ来ず地元民に親しまれている。
スポット評価
終末度合い | 11 |
訪問難易度 | 16 |
観光地要素 | 16 |
化石的価値 | 16 |
総合評価 | 59 |
全国的にも珍しいアルカリ性泉質を持つが、幹線道路から反れに反れた行き止まりにあるためかなりわかりにくい。看板をもう少し増やしていただきたい。
戸波鉱泉のさじなげB級ポイント
かつて増田町は観光振興に消極的だった過去がある。内蔵は人様に見せるものではないという謙虚の心を持ち、いつも静かに笑っていたからだ。
障碍者が生まれた場合蔵や屋根裏から出さずに育てたと聞いたこともあるが、ことの真相は定かではない。いずれ県内屈指の観光地になったことは明らか。
横手市増田振興局から南下し、県道108号「川連増田平鹿線」を1kmほど進むと上画像となる。
左に見える地味な看板こそ唯一のヒントとなっている。謙虚な姿勢こそこの町の本領、たまらない案内に冷や汗が豪速球。
集落に入る橋を渡って2kmほど進むと上画像である。戸波は「ケラ」作りを元禄時代から伝える古い集落で、時代を越えても町並みが変化していない。
左折して700mほど南下し、りんご園をもろに経由して目的地に至る。
戸波鉱泉は1914年の強首地震で湧き出した冷鉱泉(多量の鉱質物を含む泉水)で、ph9.0の強アルカリ性泉である。(公式ホームページ)
以前は自炊や宿泊も受け付けていたが、現在は日帰り入浴のみの営業となっている。隠れた温泉ファンには欠かせない良スポットといえる。
【2023.01追記】
2021年2月再訪。女将さんは「ふざけたサイトならリアクションしないけどね、ちゃんとしてたからコメントしといたよ」と語っていた。これからはもっとちゃんとします。(中嶌)