稲川三星センター 新サムネ

稲川三星センター ~性と娯楽の神隠し~

稲川三星センター(みつぼし)

稲川三星センター 外観

About 稲川三星センター

秋田県湯沢市川連町字高掵下(たかはばした)133番地にある廃パチンコ店。2010年代中盤に閉店し、建物がそのまま残されている。

スポット評価

終末度合い15
訪問難易度13
観光地要素14
化石的価値16
総合評価58

天蓋の魔境、イナカワに聳えるもう一つの社。そこはギャンブルに負けた者たちの思い出と共にある。アクセスはいいと言いたいが町自体が町外れにある。

稲川三星センターのさじなげB級ポイント

委員会初登場の旧稲川町と言えば「稲庭うどん」である。かつて大名に献上した由緒ある特産で、名水で紡がれたコシの強い食感は唯一無二の味わいを持つ。香川の讃岐うどん、群馬の水沢うどんと並んで日本三大饂飩と呼ばれている。

やはり本店と秋田駅前ではレベルが違う。そのためだけに町を訪問する人が後を絶たないが、気合が抜けるほど市街地から離れた場所にあるのが稲川町だ。

湯沢市稲川

昭和大合併前の旧川連町(漆器仏壇が有名)と旧稲庭町(饂飩とお城が有名)が合体したのが稲川町である。

ビフレを中心に昭和の面影を現代に残し、皆瀬村に繋がる国道398号線沿いには開けていない不思議町並みが特徴だ。今回はそこから1kmほど北に向かう。

稲川三星センター 入口

「トリミングサロンもやってます」でおなじみの川連運送が取り囲む十字路、住宅が一切無い閑散とした場所にそれはある。

明らかに運送関係者が愛用したであろう位置取りに目を細める。鉱山集落よろしく、厳しいお仕事には娯楽が必須だということか。

稲川浄化センター

だいぶ広い駐車場もそのまま残っている。150台ほどの筐体があったというが、町民の楽しみは今どこが担っているのだろう。やはり性交か。

ちなみに、近くにある稲川浄化センター(上画像)も場所に似合わぬオシャレ建築なのでご確認いただきたい。三星はここで浄化されたのかもしれない…

稲川三星センター 崩壊

【追記】
2023年3月再訪。彼は跡形も無くなっていた。

google上では2022年秋頃からその姿が見られなくなっていたので、雪が降る前に解体してしまったものと思われる。雪解けしたらまた見に行きたい。