由利本荘市立北内越小学校 (きたうてつ)

About 由利本荘市立北内越小学校
秋田県由利本荘市内越中ノ目にある廃校跡地。2012年のストリートビューでは建物が残っているが、2020年現在更地になっている。石碑とグラウンドが残り、使われない遊具たちが再ブレイクを目指し活動を続けている。
スポット評価
終末度合い | 16 |
訪問難易度 | 10 |
観光地要素 | 09 |
化石的価値 | 18 |
総合評価 | 53 |
高校や中学校にも近いが、統廃合ゲームに敗れて跡形も無くなった敗北の地である。アクセスも申し分なく、地元民以外が訪れないのがもったいないお化け。
由利本荘市立北内越小学校のさじなげB級ポイント
本荘市は昔から観光した気になれない。市民の地域に対する愛情が薄く、県立大学生がただただ風紀を乱す残念なエリアである。
だからこそすぐに田舎道が登場だ。内越門脇にこんな看板がある。

90年代のイカれたまちづくりコンサルに作らされたであろう貞操ミジンコプロダクトがご存命だ。嗚呼可哀そう、見向きもされない自然活用策よ。
もしや児童の遊び場になっていたのだろうか。年月を経て探検も大いにレベルアップしていることは想像に難くない。

体育館跡地付近。建物の痕跡は全くを抹消され、寂しい限りである。
道路沿いにあるグラウンドの奥が校舎跡で、手前には沿革と校歌を掘った石碑2つだけが残されている。
由利本荘市立北内越小学校は1874年開校で、2013年まで139年の歴史を紡いだ。
現在は5kmほど離れた新山小学校に編入されている。

ただグラウンドには、今もなお存在感抜群の長編遊具が残されている。
ガキの頃出会えていたら一生遊べるであろう理想的なフォルム、大冒険を予感させる壮大な規模感はカダーレのおふざけを軽く越えてゆく。是非駅前にリメイク作品を建てていただきたい。

ちなみに、道路沿い(本荘岩城線)を東へ進んでいくと赤田地区に入る。
4kmほど走れば本荘市立北内越小学校赤田分校の跡地がある。こちらは1927年開校の1969年廃校で、マブい遊具は確認できなかった。卒業生たちはさぞ本校の遊具に憧れたことだろう。その存在感だけは今後も生き続けるはずだ。