北星ボウルスクエア (きたぼし)

About 北星ボウルスクエア
秋田県北秋田市鷹巣字愛宕下68にある全12レーンの廃ボウリング場。周辺は住宅地に囲まれており、妙な違和感が漂っている。建物にはパチンコ場も併設されており、どちらも閉館しているがボディはがら空きだ。
スポット評価
終末度合い | 20 |
訪問難易度 | 09 |
観光地要素 | 08 |
化石的価値 | 19 |
総合評価 | 56 |
当委員会久々のボウリング場であるが、そのわかりやすい姿は今も廃墟愛好家を魅了してやまない。今もなおピンを立て続ける勇ましさはさながら武蔵坊弁慶か。風雨にも耐え抜く男らしさを感じ、発情してしまう。
北星ボウルスクエアのさじなげB級ポイント
平成の大合併によってネームバリューを下げた鷹巣エリアであるが、商店街や過疎集落のポテンシャルたるや令和の怪物ともいえる攻撃力を誇る。
売文の欠片も見られない我々でも筆を止めようものなら、その迫力に飲み込まれそうになる。町中にいながらも人間は決して緩んではいけないのである。
まさかいとくの50m先に位置していようとは思うまい。観光の奥ゆかしさよ。
1970年代を席巻したプロの玉遊びは、トルコ風呂と共に昭和時代を彩ったガラムマサラである。その名は地方にも轟いたもので、嵐のように現れ、パチンコにとって代わられた娯楽の元帝王といったところだろうか。
平成生まれの偏見を押印したところで本題に参ろう。某サイトによれば1972年2月オープンで、2009~2012年頃に閉館したと推察される。

対称的に大館の系列店は2020年現在も営業しており、如何せん立地のわかりにくさ(駅から出る幹線道路からズレていて第2の大道路沿いからも1本反れる)からイマイチ新規顧客の獲得に難儀したのだろうか。
ラウンド1に通い詰めるようなイキリ変化球大学生を取り込みたかったところだが、職人気質で地元民を大切にしたことであろう。しかしその人生は客をスプリットに追い込んでいったのかもしれない。どういう意味だ。

ネット上には2008年にゲームを楽しんだ記述もあるが、「全日本ボウリング協会」の加盟を示す入口のステッカーが2007年までしか掲示されていない。
また、営業時間は「土日12時~深夜0時」と表記されていた。長時間の人件費はロースコアの海大無双だったのかもしれない。それでも地元住民の思い出にはストライクしていることだろう。今日は筆の調子が悪い。