廃村 鹿角市石通 (いしどおし)
About 廃村 鹿角市石通
秋田県鹿角市八幡平字湯瀬石通にある廃村。最盛期4戸で、1971年に集落再編成事業で無人となった。国道282号線沿いの県境近くにあり、建物1戸が残る。
スポット評価
終末度合い | 16 |
訪問難易度 | 10 |
観光地要素 | 17 |
化石的価値 | 16 |
総合評価 | 59 |
とても開けていて廃村らしさはあまりないが、川と緑の情景は是非視界に記憶したい。隣の廃村 才田と生活圏を一体とするエリアだが、対称的に往時の雰囲気はあまり見られない。
鹿角市石通のさじなげB級ポイント
相変わらず湯瀬を愛してやまない我々は、才田と共に訪問していた。
湯瀬~兄畑間は国道282号線を大型トラックが往来する県境の際であるが、かつては少し北にある川沿いの旧道が走っていた。
しかし現在は一部が通行止めとなっており、石通も282号線沿いにあるため容易に訪れることができる。
県境最期の店舗「奈良屋」から才田~石通~湯瀬の順で連なっている。なお、画像反対側には廃村 棒台野へと通じる吊り橋があるが、経年劣化により通行止めとなっている。
加えて交通量が多いため、訪問時は一度場所を確かめてから奈良屋で折り返すことをオススメしたい。安全運転が第一である。
画像は湯瀬方向から撮影。左に入る砂利道があるので進むと見える一戸がそれである。現在も管理されている形跡があったため、接写は掲載しないでおく。
周辺の畑はわずかながら耕作されており、「秋田・消えゆく集落180(秋田文化出版)」によれば湯瀬に移転した方が通っているのだという。忘れたくない景観と失いたくないプライド、双方をいまに繋ぐ名所といえよう。