横手市立山内中学校 サムネイル

横手市立山内中学校 ~飛びたて山奥の無人基~

横手市立山内中学校 (さんない)

横手市立山内中学校 外観

About 横手市立山内中学校

秋田県横手市山内土渕字鶴ケ池にある学校跡地。2018年3月末をもって閉校し、9km東にある横手南中学校に統合された。校舎がそのまま残り、町中を見つめ続けている。

スポット評価

終末度合い12
訪問難易度13
観光地要素17
化石的価値14
総合評価56

もうコントロールできない。この村のとんでもない価値観は数多くの車に見過ごされてきた。いつ見ても誘惑と精鋭にまみれているというのに。まちの大人に見学していただきたく。

横手市立山内中学校のさじなげB級ポイント

相野々駅前はポッポから人喰いカラスに退化していた。もっと2階のカラオケで歌っていたかったのに。狙っていた女性とのデートはもう叶わない。高嶺の花を育てる才能がなかったのだ。

そもそも記事前半パートは読んでいない方が多いという。好き放題書いても問題にならないということで、陽気なファンタジスタめいているわけだ。そんな思い出のある中心地に再訪している。

相野々駅

以前来たときは駅舎リニューアル中だったため、この写真が撮影できなかった。緑に包まれて優美なエリアである。現横手市の1/3を支える広大な敷地が無駄にされている。

コロナ禍に入り、村一番のドル箱であった「相野々温泉鶴ケ池荘」が休館した。屈指の高齢化地帯のため当然の結果だが、夢温泉だけではさすがにカバーしきれない。三又もとっくにおじゃん。

横手市立山内中学校 入口

そんな温泉がある丘の脇にソイツはセット売り。アンハッピーセットは値下げが著しい。

最近秋田にこき使われている卒業生も、きっと笑顔でいた学び舎のはずだ。その表情は暗い。

明日はきっと廃墟になる

横手市立山内中学校 校舎

横手市立山内中学校は1947年の開校で、南郷・三又・黒沢・松川分校も同時に設置された。

「洗心自新(心の煩わしさを洗い去り改心する)」の校訓を背に、71年の歴史を清め続けてきた。統合後は横手南中学校に統合され、最後の生徒会スローガン「JUMP HIGH」がまだ掲げられている。

校門

しかしこの写真を撮影した3か月後、「山内スカイスクール」というドローンパイロット養成所が開校した。生徒会の目論見は見事に達成されたのである。

YouTubeチャンネルも開設されているが、これは一刻も早く村内の校舎跡を撮るべきではないだろうか(撮影許可難しいことはよく理解した上での発言)。少なくとも山内中校舎だけでも撮影していただければ、当委員会としては嬉しい限りなのである。これを「ワガママ」という。

そしてシンプルな学校ホームページも残っている。個人的にはこちらの方が好みである。

なんといっても13歳のハローワークなど、現代では見られなくなった豊富なリンクページは高評価ポイントだ。この概念もZ世代には伝わらないのだろうか。スカイスクールにも豊富なリンクたちを貼っていただきたく願うばかりである。これを「おせっかい」という。