秋乃宮博物館 別館 (あきのみや)
About 秋乃宮博物館 別館
秋田県湯沢市秋の宮字湯ノ岱106にある廃業した博物館そのその敷地一帯。2010年に閉館となり、唯一の通行源である吊り橋ごと封鎖されている。かつては貸し切り温泉も併せ持つ秘湯だった。
スポット評価
終末度合い | 19 |
訪問難易度 | 21 |
観光地要素 | 18 |
化石的価値 | 21 |
総合評価 | 79 |
集落の中心にありながら10年以上閉鎖され、現在どうなっているかは誰もわからない。そのロマンも含めて愛される廃墟といえよう。
さじなげB級ポイント
全く休まる気持ちがない県南県境ゾーンは時代にそぐわない。平成にも突入できない温泉郷は硫黄の匂いが立ち込め、隣の鳴子温泉にボロ負けするに至り。
それでも我々は溺愛を止めない。ガイドマップにも不穏な空気が立ち込めているがそんなこと問題じゃない。黄色シールを今すぐ剥がしてやろうか。
秋ノ宮温泉郷は有名どころ秋ノ宮山荘を筆頭に5~6棟の温泉旅館が立ち並ぶ。中でも稲住温泉は名建築として知られ、運営主体の変更により復活を果たしたが2020年は感染症の影響を鑑み休館している。
そんな町の起爆剤として考えられたのが「川原の湯っこ」である。集落に沿って流れる役内川は温度が異なる場所(70℃以上)があり、自分で掘って入浴できるという合法露出プレイを編み出したわけで。
そして併設で整備されたのが「秋ノ宮博物館」である。元々個人所有で集められた昭和レトロを展示しており、半地下には天然の岩風呂温泉を有する平成の新名物であった。
しかし2010年に閉館し、現在は更地となっている(上画像の見切れている右側にあった)。だが問題はここからなのである。
川原の湯っこと博物館の間には、川向かいに至る吊り橋が残されている。管理者は「秋ノ宮博物館」となっているが、解体されたため実質的な管理者は存在していない。
しかし画像右上や地図を見ると建物が確認できる。これについて歴代の住宅地図を確認したが、記載がなく湯元にしては大きすぎるため同一敷地の離れ(別館)と想定できる。詳細を知る人物がいれば是非教えていただきたい。