八峰町青少年の家(はっぽうちょうせいしょうねんのいえ)
About 八峰町青少年の家
秋田県山本郡八峰町八森字木戸沢12番地4にかつて存在した公共施設。自然を楽しむ空間だったのかもしれないが、2007~09年頃に閉館。その後廃墟となっていたが2018年6月に解体されてしまった。
スポット評価
終末度合い | 17 |
訪問難易度 | 10 |
観光地要素 | 9 |
化石的価値 | 9 |
総合評価 | 45 |
なぜ解体されてしまったのか。心から残念でならない。新しい施設が立つような場所でもないので、逆に解体予算がよく取れたものだなと感心してしまう。長年のお勤めご苦労様でした。
八峰町青少年の家のさじなげB級ポイント
八峰町旧八森地区は秋田県最北端に位置し、青森県の県境と接している。快速「リゾートしらかみ」が通る絶景エリアであるが、その中の林に覆われたかつての青少年がいた。
1986年発行の「秋田県最新情報地図/秋田魁新報社」を見ると、該当箇所に「広域青少年の家」という記述があった。今でこそ徒歩3分の場所に道の駅やJR「あきた白神駅」があるものの、駅のオープンはリゾートしらかみ運行開始と同じ1997年。かつては何もない林の中にあったのだ。
どう考えても、どう考えても場所が悪かった…。滝ノ間~岩舘間というのは人家もなく、道の駅を起点としたふれあいパークや温泉もここ20年の話。岩館には丘を乗り越える必要があり、その丘の頂点にある青少年の家というのはさながら岩城町リスペクトだったのだろうか。青少年とは何だったのか。
若者からすれば、ハコモノよりコイツのほうがよっぽど魅力的だったのかもしれない。
閉館時期は明確な資料がないが、手元にある06年の地図には記述があり、2010年訪問時には閉館を確認している。07~09年頃に閉館したと想定される。
そのうちファガスに行く機会あったら、かつての町広報誌あたりを探してみたい。
現在は道の駅「はちもり(八森いさりび温泉ハタハタ館)」に「あきた白神体験センター」が併設されていて、俗にいうグリーンツーリズムやブルーツーリズムが体験できる。集え陽キャラ!!
つまり旧「青少年の家」は完全に消滅した扱いなのだ。解体された今、その姿を知る者は八森の大人たちのみ…。寂しい夕日が日本海に沈んでゆく。 現在あるのは青空宿泊研修プランだけだ。