横手市立植田小学校 (うえだ)
About 横手市立植田小学校
秋田県横手市十文字町植田字忍の沢にある学校跡地。2021年に閉校し、横手市立十文字小学校へと統合された。建物と敷地がそのまま残されている。
スポット評価
終末度合 | 16 |
訪問難度 | 13 |
観光要素 | 15 |
化石価値 | 17 |
総合評価 | 61 |
期待の中型新人が入庁された。モダンな風柄が新緑とマッチするアーティスティックな校舎となっている。立地も申し分なく、廃墟ファンにも優しいアクセスでまさしく児童向けだ。
横手市立植田小学校のさじなげB級ポイント
空腹が迫っている。頭の中のハコモノドーベルマンが衰退を求めているからだ。
しかしてガソリンの高騰は須らく秋田とかいう終わってる土地に波及してくるのだった。
食べに行きたいのに行くことができない。風来のシレンは腹ペコで死にそうだった。
スーパーモールラッキーから東に延びる十文字羽後鳥海線を進み、処刑された船長の墓場ことアルカディア公園の手前にあるファミリーマートから北上すると植田地区に入る。浅舞から南下しても同様だ。
大丈夫、さっぱりわからなくて問題はない。目的地には何の栄養もないからだ。
手前でドデカい図体の農協會館がほくそ笑んでいる。まだこの地区を訪ねるよそ者がいるものかと、喜んでいるように見えた。
これは我々が飢えているために霞んだ幻影であろう。建物が話しかけてきたら末期に近い。
博文の名のもとに
横手市立植田小学校は1874年に植田学校として開設された古株で、尋常小学校時代を経て終戦後に植田村立植田小学校として再スタートを切った。
1955年に十文字町、2005年に横手市の管轄となるが2021年に147年の歴史にピリオドを付けた。
最も特徴的なのは、敷地内に仕切りが少ない点である。いかに平和な町だったことか。
閉校した今でも地域住民の散歩コースに使われ、さながら公園のように扱われているという。
プールも屋外でセキュリティゼロ管理である。虫や視線の概念など田舎には存在しないのだ。
手前のは雲梯…ではなく曲がったテントだろうか。芸術的なしなりを披露している。
そして何より、デザイン性ピカイチの校章が他の追随を許さない。
洗練されたフォルムは芸術の拠点として再開発するのが望ましい。今すぐ違法建築者を招待しよう。