横手市立睦合小学校 (むつあい)
About 横手市立睦合小学校
秋田県横手市十文字町睦合字宿屋布36にある学校跡地。2021年に閉校し、横手市立十文字小学校に統合された。校舎がそのまま残されており、活用はされていない。
スポット評価
終末度合い | 15 |
訪問難易度 | 13 |
観光地要素 | 17 |
化石的価値 | 14 |
総合評価 | 64 |
どうでもよく田園の中に、思い出は放置されている。あの頃思い描いていた楽しい記憶も、大人になってから気づいて悲しくなるものである。好立地のオススメ廃墟である。
横手市立睦合小学校のさじなげB級ポイント
前回の平鹿町に続いて当委員会初登場の十文字町である。これまではロクに過去を振り返らない無法者としてカッコつけていたが、ただでさえ選り好みしている偏見ボーイズたちでは世間の求める平等に太刀打ちできない。
行き遅れ鼻漏どもを絞めたところで本題に入りたい。十文字町はその名の通り交易の中心として栄えた街道の承認町で、今でも道の駅十文字は秋田県内最大の売り上げを誇示する一大観光地である。
しかしそれは駅前町中の話。ひとつ盆地へ手向ければ、数十戸の集落が水田を挟んで点在する大田舎ランドへと早変わりする。
当然車社会と人口減少の影響は著しく、アクセスに恵まれない学校や施設は(コンビニ)を除いて少しづつ数を落としつつある。
端めての幼心
横手市立睦合小学校は1875年の開校。2021年の閉校と歴史はかなり浅いが、令和まで生き抜いた小さな校舎はどことなく寂しい。初見時は体育館しか残っていないのかと勘違いするほどだ。
とんでもない低画質のブログも歴史を感じてしまう。逆にこれが愛されていた理由だったのだろうか。
周辺集落と離れてもいないがコンビニまで歩いて3km、周囲に児童が遊べる場所はない。それでもどこか懐かしい記憶がここに残っている気がする。実家に帰りたくなってしまう。
横手盆地の点在する中集落は源泉の宝庫である。目的無く足を運ぶのもまた一興である。