桂根駅 駅前広場(かつらねえきまえひろば)
About 桂根駅 駅前広場
秋田市沿岸部にある羽越線ユーザーにはある意味おなじみの「桂根駅」東口にあるちょっとした敷地。桂根駅は元信号場(≒人口が集中している場所に作られた駅ではない)ため、大半の電車が通過する。そもそも降り立つことが難しいがみんな見たことはあるという近いようで遠いスポットだ。正式名称不明。
スポット評価
終末度合い | 18 |
訪問難易度 | 6 |
観光地要素 | 7 |
化石的価値 | 11 |
総合評価 | 42 |
電車での訪問は困難なものの、車で行けば比較的簡単に訪問できる。新屋地区からであれば自転車でも十分訪問可能だが、いずれにせよ駅の入り口を示す看板はないので訪問時は注意したい。ただ集落は駅の少し先にあるため広場沿いは人が全くいないので恐怖を覚える。
いちおう周辺には桂根海水浴場があり、駅から完全に壊れている石段を下りて国道に出るとたどり着くことができる。日常のすぐ近くにあるため訪問しやすい退廃場としてある意味オススメ観光地といえる。
さじなげ的特徴
広場でサッカーでもしようものなら、すぐ近くを電車が通るので「遊んじゃいけません!」と言われそうなほどの距離感。正方形の広場でアウトラインにベンチがいくつかあるので、はてさて相撲でもとればいいのだろうか…
場所としては海岸沿いの国道を見下ろすような場所にあるため、景色は非常に良い。そしてまだキレイな外観の桂根駅が周辺の景観を支えていてくれるものの、昔は非常に簡素な駅であった。
↑wikipediaより引用。橋げたのみで手すりもほぼない実に挑戦的な駅だ。画面左奥が広場のはず…当時(画像は1991年)からあまり使われていなかったのだろうか… ちなみに画面右に見える信号調整所?や画面外にあったらしい待合室?も現在は残っていない。海岸沿いなので風が強く、冬は運休も多い。
田舎特有の「サイレンが鳴ったら電車が来るから横断しないでね」というやつ。JR北海道の過疎駅ではこのような風景もよくあるというが、秋田ではすっかり見れなくなってしまった(ここくらい)。ある意味リフォームせずこのままの駅もひとつくらいこの時代に残してほしかったと思ったりもする。
ただ発想の転換をすれば「誰にも邪魔されない広場」とも言える。ここはひとつ「踊ってみた動画撮影にもってこい!」という出し口で若者に利用してもらうのはどうだろう。徒歩10分でデイリーヤマザキにも行けるので意外と便利…かもしれない。
【追記】
2021年3月再訪。7号線からの石段は消滅し、ベンチも天に召されていた。
見慣れた廃墟でも変化することがよくわかる。定期的に訪れてなければ…