藤の湯 (ふじのゆ)
About 藤の湯
秋田県北秋田市東横町5-30にあるかつて営業していた銭湯。1958年創業で、2015年に施設老朽化のため廃業した。建物はそのまま残されている。
スポット評価
終末度合い | 12 |
訪問難易度 | 10 |
観光地要素 | 14 |
化石的価値 | 20 |
総合評価 | 61 |
建物奥が元経営者の住宅になっているため、今でも営業しているのかと見間違うほど綺麗に管理されている。昭和遺産として地域に守られてほしい。
さじなげB級ポイント
どこの道を眺めても他に大差ない風景が見えてきて飽き飽きするが、鷹巣は我々の希望を大きく繋ぐ可能性を秘めた町だ。ヒロシさんもさぞ楽しんでおられた。
碁盤の目状に狭く広がる駅前とアーケードはお涙頂戴。駅前パリスタ飯店の向かいにはかつて「松の湯」という銭湯があったが、現在は更地となっている。向かいにはデカ廃墟が残されており、バブル期の賑わいを匂わせてくる。
そんな駅前から南に500mあまり、役所や北星スクエアのある鷹巣南部エリアへと進む。何度歩いても土地勘を掴めない道路が特徴だ。
いとく鷹巣南店から100mほど東、認定こども園しゃろーむのある通り沿い(画像奥)に藤の湯は保存されている。
2020年末、まだ暖簾がかけられていたものの入口は閉ざされていた。
2013年に訪問されたブログを見ると、映画セットでも作れない極楽が確認できる。なぜ我々が早く大人になれなかったのか反省せざるを得ない。
煙突だけは優雅にその姿を見せつける。御霊はまだ鷹巣に漂っているのかもしれない。時代とともに去り行くだけなのだろうか…
なお建物脇は奥のアパートの駐車場となっているため、訪問時はいとくから歩くなど周辺の迷惑にならないよう気を付けたい。