男鹿市立五里合中学校 (いりあい)
About 男鹿市立五里合中学校
秋田県男鹿市五里合箱井三十刈にある学校跡地。2008年に閉校し、潟西中へと統合された(それも2023年3月に閉校し男鹿東中へと統合)。1956年築の校舎が未活用のまま残されている。
スポット評価
終末度合い | 20 |
訪問難易度 | 13 |
観光地要素 | 14 |
化石的価値 | 23 |
総合評価 | 70 |
色彩から死にざまに至るまですべてが規格外。クソデカオガシティーをマネジメントするためには、多少のドラッガーが必要となる。そのための犠牲は仕方ないのである。
男鹿市立五里合中学校のさじなげB級ポイント
ポケモンが現れる。水族館と奇怪なイベントだけが男鹿の魅力ではないのだ。菅原市長もきっと見ているはずだ。お面の神様だけでは限界があるということを。
学名五里合・五里合・五里合が済むという潟西ローランドゴリラ地区へと向かう。本日は疲れがたまっているようだ。
ジャングルめいたグラウンドがある。ババヘラアイスでお馴染みの進藤冷菓本社と、こおひい工房 珈音の間にある空き地のような場所だ。
といっても男鹿市は空き地ばかりで、まともじゃない人間が営む店もいくつか存在している。そのため上2つが合格範囲内であることをこっそり申し上げておきたい。
県道304号線を走っていれば、特徴的な校舎を見逃すことはない。
狭くなった道路に沿った体育館も併設されており、思わず足を停めることは明白だからだ。
華々しき歴史ども
男鹿市立五里合中学校は開校年不明、現在の木造二階建て校舎は1956年に建築されたもの。
残念ながら現行建築法における耐震基準を満たしていないため、利活用される可能性は限りなくゼロに近い。時代に見放された旧世代のスターミーなのである。
特徴的な体育館が魅力を解き放っている。とても2008年まで現役だったとは思えない腐り方である。
現存する男鹿市の学校では最も古い建物であり、歴史的価値が非常に高いことから全くの放置となっていることはあまりにも口惜しい現状がある。
ご覧の通り、生徒が作った創作物も見事にそのままとなっている。解体が決まればこれらも海のもくずとなってしまうことだろう。無関心というのはつくづく恐ろしいものだ。
市では2028年までに現状2つ残る中学校が1つになる計画となっている。合間での建築に併せて解体が進む可能性も高い。五里合中も残り少ない命なのだろうか。教えて育てオヤジ。