物部長穂記念館 ~ダム建設の始祖は静かに眠る~

物部長穂記念館(もののべながほきねんかん)

物部長穂記念館

観光客はせき止められているのか…?

About 物部長穂記念館

大仙市協和境字唐松岳44-2にある物部大先生の生涯とその功績をたたえる博物館。物部 長穂(1888~1941)は土木・工学博士の権威であり、特に日本のダム開発に重要な役割を果たしている…けど観光施設としては全く推されていない。なぜなら大仙市は大曲の花火が主役!合併前の協和町は西のはずれなので優先度低めなのである。

スポット評価

終末度合い18
訪問難易度7
観光地要素13
化石的価値10
総合評価48

建築してから最低でも30年は経っていると思われるが、“行政主幹の観光施設なのに個人ブログでの訪問報告が一件もない”という悲しい状況に陥っている。秋田県屈指の偉人はほとんどの県民が知らないままひっそりと眠りにつこうとしているのだ。平地なのに冬は営業してないし。

特徴

物部大先生は協和の生まれであり、家柄は施設手前にある由緒正しい「唐松神社」の生まれ。その唐松神社は子宝に恵まれると評判で、県内外から夫婦のみなさんが訪れるパワースポットとなっている。

ややわかりにくい場所にあるので、訪問時はこのマップを参考にしたいところ。

唐松神社 物部長穂記念館 近く

迫力ある山道。パワーを記念館にも分けていただきたい。

記念館内は学校の教室サイズのエリアが2つあり、順に沿ってダム建設の基礎から、物部博士が携わった建築や当時の時代背景、秋田県のダム事情など外観以上に詳しく学ぶことができる。

難しい部分はややこしいので省きますが、要約すると「水の力を(たいらな地面から垂直に建築することで)水平に受け止め、ダム自体の重さで水を支える」原理を発見。そして「ダムに洪水被害軽減、水資源の活用、水力発電など複数の役割を持たせることを提唱した」というウルトラ偉すぎ博士なのだ。

つまり博士がいなければ今日の我々の生活はない。等身大のマジ感謝。毎日サンクス。

物部長穂記念館 遠巻き

主要道近くから撮影。だいぶ寄り道…

小さな巨人こそ、歴史を繋ぐ太い柱だ。しかし博士は今日も、施設手前にあるパークセンター(受付)に一人だけいるスタッフおじさんとのにらめっこを楽しんでいる。蓄えろ、蓄えるんだ博士よ。

まほろば唐松 物部長穂記念館 となり

こっちも忘れちゃいけない。

ちなみに記念館の奥には、「まほろば唐松」という東北最大の能楽殿がある。どちらかというとこっちがメインの施設と言わざるを得ない。やはり蓄えろ、蓄えるんだ博士よ(主に怒り)。

しかし2017年夏の豪雨災害により、この施設は現在訪問禁止だという。管理人がパークセンター(手前のとこ)にしかいないので舞台撮り放題使い放題…復旧が待たれる。

能とダム。相反する二つの化学反応は、子宝神社へのパワー源となっているのだろうか…?

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