市立角館総合病院 (かくのだて)
About 市立角館総合病院
秋田県仙北市角館町上野にある病院跡地。2017年に200m西に移築され、元の建物がそのまま残されている。解体予定も一切掲示されていない。
スポット評価
終末度合い | 19 |
訪問難易度 | 09 |
観光地要素 | 10 |
化石的価値 | 15 |
総合評価 | 53 |
最高のアクセスに外人観光客もブラボーの驚嘆が出るだろう。みちのくの小クールジャパンは武士の嗜みとして昔から親しまれており、町の暗がりが響く名所なのである。
市立角館総合病院のさじなげB級ポイント
ザ・心霊スポットとして名高い病院たちも、別に死にたくで死んだわけではない。
もっとも我々委員一同は普段からリスペクトの気持ちを持って廃墟に訪問しているため、怖い目にあったことは一度もない。生きている人間のほうが何万倍も怖いからだ。
線路を挟んで町の中心地に存在していた。70年代初頭に建てられた基幹医療施設は拡大を続け、年間8万人の入院患者と14.5万人の外来患者を受け入れるスポットになっていた。
しかし築40年を越えた2010年から特に老朽化が叫ばれ、年間数百~数千万の損失を繰り出すようになっていた。いつも公共施設ではないことを忘れてしまう。
そこで市は75億円を投じ、田園エリアに新たな病院を新築することになった。
よって廃墟が誕生する運びとなる。解体資金は当然足りていないことだろう。
アップル活動の卒業
市立角館総合病院は1953年の開設で、町立や公立を経て2005年から現在の形態となった。
上は2012年のストリートビューである。当時だいぶ激しい老朽化が進んでおり、香ばしかった。
周辺は住宅とタクシー会社に囲まれており、入口のバス停は現役で稼働している。
駅から徒歩5分と最高立地の廃墟で、知事も満面の笑みを注いでいることだろう。
周辺は一切封鎖されておらず、観光客も大いに歓迎する姿勢を見せており好印象だ。
是非クルーズ船に乗るセレブにも散策してほしい名所である。しだれ病にうっとりする一同であった。