井川町立井川小学校 (いかわ)
About 井川町立井川小学校
秋田県南秋田郡井川町坂本三嶽下にある学校跡地。2018年3月に閉校し、翌月2km北に井川町立井川義務教育学校が開校した。校舎は利用されずにそのまま残されている。
スポット評価
終末度合い | 15 |
訪問難易度 | 07 |
観光地要素 | 12 |
化石的価値 | 14 |
総合評価 | 48 |
盲点であった。花に隠されてその存在を忘れていたのだから。華々しい開校を目立たせることで、利活用策を論じさせない巧妙な作戦が隠されている。そしてもうひとつ隠されていたものが…。
井川町立井川小学校のさじなげB級ポイント
平成30年4月、秋田県内で初となる義務教育学校が誕生した。その割には平成初期のホームページ風なのが未来を感じさせる。いったい誰がブランディングに携わっているのだろうか。
高名な視聴者さんに紹介するのも酷な話だが、これは小学校と中学校を統合してひとつの組織とした新しい業態のことである。細かい点では授業時間の統一や、小中一貫の部活動などが挙げられる。
児童生徒数をクリックしても何も出てこないのが闇を感じさせるが、本日の主題はこちらではない。
日本国花園の背後で、無残にも散った花があったことを忘れてはならないからだ。
坂の手前でトラック野郎が昼寝している。静かに吹きすさぶみどりの風は、きっと彼だけが感じていることだろう。
47年前、東小と西小が統合して誕生した学び舎である。その中身をじっくり覗いてみよう。
☆学校の概要☆
井川町立井川小学校は1971年の開校で、町の中心地に近い好立地な丘の上にある。
校舎ゾーンが立ち入りが禁止されており、体育館周辺のみが映画ロケ地として開放されていた。
グラウンドは国花園のルートからも見学できる。どこからでも襲うことができそうだ。
また、旧ホームページがとても丁寧な作りで現存していることにも注目したい。義務教育学校に至るまでの経緯や、Facebookページやブログにより親御さんにも活動が伝わりやすくなっている。
閉校後の校舎も、他校と比べるとだいぶ綺麗な状態で残っているのがわかる。
それもそのはず。我々は校舎脇に生える怪しいキノコの存在をとらえてしまった。先ほどのHP然り、妙に薄ら寒いCMを作っていたのも合点がいく。井川は気持ちよくなれる街づくりを始めようとしている…