西目孔雀館公園 (くじゃくだて)
About 西目孔雀館公園
秋田県由利本荘市西目町西目古舘10-1にある中世の館跡。しかし入口は狭く、案内も皆無のため全く優しさが感じられない。園内は大量の蜂が飛び交い、わらしが来たれば漏らして帰ることだろう。
スポット評価
終末度合い | 19 |
訪問難易度 | 18 |
観光地要素 | 14 |
化石的価値 | 19 |
総合評価 | 70 |
無駄に公園の多い西目エリアにおいてトップオブ気味悪を保つ刺激的な公園である。町はサクラの名所として紹介しているが、とてもそれ目的で来ようとは思えない。
西目孔雀館公園のさじなげB級ポイント
かつて県南沿岸地区は「由利十二頭」と呼ばれるオーシャンズ豪族に支配されており、戦国時代から始まるその逸話は今でも子供たちに口うるさく大人が垂れ流すよくわからない歴史なのである。
有名どころは当然矢島氏になるが、今回は潟保(かたほ)氏が治めた城跡に訪れることになる。
潟保集落のここが公園への入口である。初見時は地図を見てきたのに気づかず通り過ぎてしまった。
曲がると細い登り坂が100mほど続き、洗車を覚悟して登った先に廃墟がご存亡。
公園に来たはずなのに色あせた廃墟が見える…。これは「孔雀館浄水場」で、建物の周りは草が生い茂っており10年以上使われていないようだった。
少し進むと最上部画像の風景が広がり、草むらの奥に東北イチ汚い公衆トイレが出迎えてくれた。嘔吐潟が干拓されそうだったのでサイトupは遠慮し、ここから徒歩で数分登るとようやく公園ゾーンが登場する。
ギリギリ整備されているようだ。蓮コラめいた石碑+標柱にもしっかり「孔雀館公園」「潟保城址」と記されており、入口にある看板(1999年建)によれば「西由利原高原から広がる山縣が孔雀のように見える」ことが名称の由来だという。
公園としては1974年に整備されたらしく、あのトイレは50年モノということになる。
また、公的には景勝地とされているため眺めは良い。桜はもちろん遠くに井岡遊園地も確認できる。
もしや春以外はオフに値するシーズン物廃墟なのだろうか…気味は悪いがまた来て見たくなった。