神岡町立神宮寺小学校蒲分校(がま)
About 神岡町立神宮寺小学校蒲分校
秋田県大仙市神宮寺字蒲82付近にあった分校跡地。1903年に低学年用の分教場として開校し、1968年に閉校した。跡地には立派な地区会館が建てられたが、2000年代に取り壊されており現在は小さな自治会館となっている。
スポット評価
終末度合い | 09 |
訪問難易度 | 10 |
観光地要素 | 13 |
化石的価値 | 14 |
総合評価 | 46 |
跡地を示すものが残っておらず、周りの保存樹ばかりに標柱が立つもったいない場所だ。アクセスも申し分ないが、わざわざ訪問するほどではない。
神岡町立神宮寺小学校蒲分校のさじなげB級ポイント
増田、東成瀬に続いて初登場となる神岡町をまず紹介したい。飯田川町と並んでコンパクトな町で、東北醤油や福乃友酒造、500歳野球などが有名だ。
そしてなんといっても当委員中嶌の人生初デートの場所でもある。彼にまた幸せは訪れるのか、当然ながら町は知る由もない。
残念ながら今回の舞台は駅周辺ではない。大曲市にほど近い町西部エリアにある。秋田市方面から見て13号線沿いのJASSを過ぎ、観光農園に入る県道67号線へと左折してぶどう園手前を右折すると上画像となる。
これが蒲地区へと入口だ。中心地区からわずか3kmほどしか離れていないが、そこに分校はあった。
現在の建物(画像左奥)は自治会館で、校舎跡ではないがその裏に児童が遊べる広場のようなスペースがあった。最近見ないタイプのブランコもある。
神岡町立神宮寺小学校蒲分校は蒲・金葛・関口の3集落を学区に構えていた。100戸ほどが生活する普通の集落内にあり、校舎は木造2階建てだったという。
広場の端にはなぜかコンテナが置かれていた。物置の割には空間が余っているのが気になり、近づいてみるとこれはかつて笹倉公園にあったチケット販売所らしいということがわかった。
そう、伝説のスカイサイクルを有し、ウサギや珍しい鹿などと戯れることができるあの笹倉公園の形見なのだ。我々は見つけたときの中嶌の表情を忘れることはないだろう。無くしていた思い出を無作為に掘り返す結果となってしまった。