あきた海辺の自然学校 (八峰)

About あきた海辺の自然学校
秋田県山本郡八峰町八森滝の間にある体験施設跡。2021年頃に活動を停止したNPO法人が管轄していた建物で、数年前に何らかの影響で崩落してしまった。
スポット評価
終末度合 | 21 |
訪問難度 | 16 |
観光要素 | 21 |
化石価値 | 20 |
総合評価 | 78 |
当委員会を8年拵えても知らない学校があったとは。これだから引きこもり将軍は勝ちを知らない。常負軍団の反省をよそに、校舎は大きく様変わりしていた。
あきた海辺の自然学校のさじなげB級ポイント
八峰町はすべからく大好きだ。特に人と繋がりにくいところ、松岡食品の豆腐やおからドーナツが絶対的においしいところ。他にも見どころがまあまあある。
鉱山の欠片も八森駅で感じることができるし…ってあれ?よく考えたら、長年秋田県に住んでいるというのに唯一降り立っていない駅がある。滝の間だ。滝ノ間駅だけは見ただけに留まっている。
爆裂オシャンティーなホームページを有するはちもり観光市があるというのに。我々はいつからあざけた節穴になってしまったのだろうか。
惰性の指示や県民からの静かな批判をくみ取ることができず、政策を轟かすことができなかった。早く滝の間地区の魅力に気づいていれば、ここまでの衰退はなかったかもしれない。

誰もいやしない滝ノ間海水浴場である。隣の岩館には人工プールがあるものの、青少年自然の家も失われたいま児童を見つけられる確率な皆無に等しい。
どうしても八峰町自体がアクセスに弱く、散策が後回しになっていたことは否めない。この崩壊を加速させたのは一体何なのか。そんなことを考える前に足を動かしていこう。
波おどる ハタハタの里

あきた海辺の自然学校は2004年8月に設立された同名のNPO法人が管理していた建物で、海水浴場沿いの道路が整備された90年代に建てられたものと推測される。
Facebookページは「海蝕?」という怖い文字化け自己紹介を最後に更新を停止している。

じっくり眺めるとそのむごさがわかる。海辺に面しているため、大雪ではなくぼや騒ぎによって崩落したのだろうか。いくつか黒ずんだ木々が確認できた。
看板に掲載されているアドレスをwebアーカイブで確認すると、2018年までは更新されていたことがわかる。しかしその時点でも「ゲストハウス(現在工事中)」とあるので、宿泊施設としてはオープンすることなく廃業に至ったのだろうか。どおりで聞いたことがないわけだ。

更に興味深いことに、2019年は沖縄県石垣島での活動がメインのホームページとなっており、八峰町での活動は7月~9月末のみとなっている。秋田は見捨てられたのだろうか。
その後活動は停止した。かつてここで思い出を作った子供たちがもしこの記事に辿り着いてしまったとしたら、心から申し訳ないと思う。しかしこれが現実だ。

そしてぼや騒ぎのヒントが道路沿いに残っていた。ポールには「岩手県」と記されている。
あきた海辺の自然学校は、まさかの岩手県大使館だったのだ。体験料が他県に消えるばかりでは、近隣住民がどう受け止めたかは想像に難くない。名前を偽って送られたふるさと納税品のように、下手な嘘つきは秋田では生きられない運命にあるのだ。
分校出身者へのインタビュー冊子もできました。サイトに載せれない情報が大量に…