南小学区コミュニティセンター サムネイル

南小学区コミュニティセンター ~未公表のタレコミ解体情報~

南小学区コミュニティセンター (みなみしょう)

南小学区コミュニティセンター 外観

About 南小学区コミュニティセンター

秋田県大仙市南外坊田にあったコミセン跡地。2023年9月にひっそりと解体され、現在は更地となっている。木造校舎めいた作りで、村屈指の哀愁を放っていた。

スポット評価

終末度合20
訪問難度13
観光要素10
化石価値20
総合評価63

広報を漁ったが、サヨウナラらしき文字が見当たらなかった。誕生と共に盛り上がった村民は現状を眺めたとき、何を感じているのだろうか。

南小学区コミュニティセンターのさじなげB級ポイント

残念でならない。人間は気づいたときに行動しなければ、二度とそのチャンスに出会えないことがある。それを肝に銘じた中嶌は、中3の夏に告白した女性からストーカー扱いされた。

おまけに卒業文集で悪口を書かれる有様だ。実験失敗天然パーマの何がいけなかったのか。

坊田小学校跡地

そう、彼は防やだったのだ。大仙市神宮寺から南下して入る旧南外村はかつて大酒飲みの短命村と馬鹿にされ、役場も「難が良いむら南外村」と自虐するほどの体たらくだった。

そんな自信のないちけい野郎だから好かれないのだ。やる気の無さに親近感がダンス。

坊田小学校跡地 説明

メッセージ性ひとつ読み取れやしない。現存する南外小学校のホームページは未だに平成初期のビルダークオリティだし、令和のいまもダサカッコイイ奴らが住むエリアだ。

そんなムラには気になるコトがたくさんある。本日のヒミツ道具もまたひとつ。

バイバイナンガイ

南小学区コミュニティセンター 入口

南小学区コミュニティセンターは1970年代初頭の建築で、それまでは田園地帯のひとつだった。学校の沿革にも統合後しか記述されておらず、村史の記述は浅いためここの歴史は薄い。

2021年のサークル紹介pdfにはコミセンで活動する南外レデーたちが映っているが、調べた限り現存する内部の写真はこれのみとなっている。外の土俵も使われた記録が見られない。

南小学区コミュニティセンター 過去

1970年代の地図では右下に南楢岡小(のちの南外小敷地)がすでに存在し、50年経ってもこれ以上建物が増えていないことを暗喩している。立地を考えると学童としての役割もあったのだろう。

先ほど言及した坊田小はその中間にあったもので、新規に作られたことがわかる。現地住民への聞き込みによれば「当初からコミセンで、学校として使ったことはない」という。

南小学区コミュニティセンター 外観その2

2023年5月撮影。このときは「次回訪問時は内部を」と思いを強め、役場への問い合わせをなんとなく頭に思い浮かべている程度だった。

そして少し遅れた8月末、連絡をしてみるのだが…。

南小学区コミュニティセンター 残骸

2023年9月末、アイツは急に天国へ転校してしまったのだ。
「あと一週間早ければ、解体工事前の訪問が叶ったかもしれない」。片思いを伝えられないまま、飛行機は飛び立ってしまった。

意味のない避難所は愛の逃避行を受け入れてくれない。初恋の記憶と共に、我々はため息をついた。

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