横手市立大雄中学校 (たいゆう)
About 横手市立大雄中学校
秋田県横手市大雄字狐塚262にある学校跡地。2009年3月に雄物川・大森と共に廃校し横手明峰中学校に統合された。校舎は園芸振興用施設、体育館は公民館として再利用されている。
スポット評価
終末度合い | 10 |
訪問難易度 | 11 |
観光地要素 | 14 |
化石的価値 | 10 |
総合評価 | 45 |
村としての姿は学校を中心に展開されるものである。例え命が尽き果てようとも、人間が集まる場所である限りそこに意味はあり続ける。
横手市立大雄中学校のさじなげB級ポイント
遅れて現れる田園の至宝「大雄村」が当委員会初の君臨である。当然のごとく登場が遅いということは我々が良い印象を持っているはずもなく、村出身の知り合いにはロクなやつがいなかった。
ここはホップ栽培により巨万の富を得たドル箱村で、横手市にまんまと搾取されている不遇の地域である。「大雄村史」をひらくと、村民の平均所得が数年で10倍になったことがまんまとバラされているのである。
その証拠に、県内最小の自治体にはクソデカ羅生門並みの大邸宅や意味のない公園が軒を連ねている。趣味がセックスの知り合いとは早々に縁を切らせていただいた。
イケてる温泉も過疎めくスタジアムも完備するご隠居ひみつきちが田園にあろうとは。平成のはじめまで信号機もろくになかった偽東成瀬は、いまや理想的な田舎のひとつを形成している。
しかし残念なことに、この村にはもう中学校がない。役場向かいという好立地にもかかわらず、性交者は揃って街へと繰り出していったのである。もっきり酒盛りしている場合ではなかった。
いや、その間にまぐわいがあったのだろうか。我々も参加したかった。
汗流悟道
横手市立大雄中学校は1951年の開校、2009年の閉校までに7,645名の卒業生を世に送り出した。
…と記されている。実に美しい石碑だ。お金の匂いが漂ってくるがこれは花きか夏の思い出か。
背後では髙橋一郎先生が勇ましく空虚を見つめている。誰かは不明。蜂のような校章が苦手。
そして閉校記念碑の近くには、なぜか六代目校長佐藤完二氏の「全力投球」石碑が残されている。偉くなると大きなレガシーを残したくなるのだろうか。コレガワカラナイ
それでも学校が形を変えてまま残るのは地域住民にとってありがたい話だ。思い出話に花を咲かせてアルコール摂取もできる。盛り場もできる。常に全力。正々堂々とプレイすることを誓う。