昭和プラザの湯 (しょうわ)
About 昭和プラザの湯
秋田県潟上市昭和大久保町後247番地にある現役の銭湯。サウナや休憩室もあるが、無人で運営されている刺激的な施設である。
スポット評価
終末度合い | 10 |
訪問難易度 | 15 |
観光地要素 | 12 |
化石的価値 | 13 |
総合評価 | 50 |
贅沢な立地を持ちながらも、その知名度はお世辞にも高いとは言えない。つまり我々と似た特徴を持ち合わせているということだ。ポテンシャルの鬼神。
さじなげB級ポイント
少年時代ディスコミュージックにハマっていたわたくし石塚、しかし紳士の社交場を中嶌に奪われようとは思わぬ誤算であった。
以下、地域に溶け込めていない委員によるゼロ密レポートが始まる。
ジグソーのスカイ・ハイを聴いていたら通り過ぎてしまった。大久保駅裏の小野旅館を過ぎると聳え立つ。
彼の名は「レイクプラザ昭和」と言うらしい(1991年建築)。コミセン機能を持つ割には住宅街の中にあり、看板もないため見つけるのは容易でない。
そして見えない銭湯はこの建物の裏にある。二重トラップとは恐れ入った…
最上部画像の入口をこじ開けると無骨な券売機がこんにちは。火曜定休10~21時営業だそう。
センサーの「イラッシャイマセ」が意欲を削いでくる。格安の大人300円をぶち込み、監視カメラの映像を見せびらかす無人のロビーで券を突き刺してやるんだ。
映像記録を確認し、職員はとんだ青二才の盗撮に落胆していることだろう。
ネーミングセンスが絶望的などとても言えるはずがないので遠慮しておく。
「ソーシャルデスタンスを保とう」という激怖スローガンを確認し、タオルを取りに車へ戻ってから入浴といこう。貴重な休日を二度手間に使うでない。
扉を開けるとすぐ5~6人ほどが着替えられる脱衣所があり、その奥はがらんどう…と思いきや多くの紳士で賑わっていた。
サウナは立ち入る隙がない造成地となっており、整わない馬の骨はおとなしくダイサンで買ったミレービスケットでも食べてろと言わんばかりの形相だった。
もちろん出鱈目だ。ただ平日の昼下がりだが洗い場は埋まり、中年盗撮家は出直しを迫られたが合間を見て浸からせていただいた。
肝心のお湯は田屋よりも熱めで、値段以上のコスパを兼ね備えている。しかしなぜネットの海に情報がないのだろうか。いや、干拓で消滅したのだろうか…