西目貝塚 (にしめ)
About 西目貝塚
秋田県由利本荘市西目町出戸浜山7-76、坊主森内の「大山祇神社」脇にある貝塚跡地。先人たちがゴミを捨てたエリアだが、もう少ししっかり目にご紹介いただきたく。
スポット評価
終末度合い | 13 |
訪問難易度 | 16 |
観光地要素 | 15 |
化石的価値 | 19 |
総合評価 | 63 |
「化石的」というか化石そのものなわけで。歴史系を当委員会で取り上げることは稀だが、その立地と立ち姿に賞玩を禁じ得ない。不思議な魅力を感じるパワー無しスポットである。
さじなげB級ポイント
ガッカリエリアから遊園地まで、南北に広がる西目町はドライブにも最適で大好物。
町の中心地でスカしている西目高校から海側に200m、自己紹介もほどほどに出戸浜集落が現れる。下画像は地図でのみわかる怪しそうなスポットだが、ただの畑なので一般人は近寄らないように。
老婆に怒られてから道を引き返すと、草にまみれた神社への入口が確認できる。
呼んでいる胸のどこか奥でざわつきを感じ出す。侵入する勇気だけが旅のオカズでして。
10m余り登れば大山祇神社が見えるわけだが、その脇にいるのが西目貝塚さんだ。
1923年に秋田で(角間崎貝塚に続いて)2番目に発見された遺跡で、調査の結果4500年前(縄文時代前期中頃)のものと判明している。残っている石碑は1933年に建立されたものである。
お菓子のおまけなその立地はいぶし銀の様相か。申し訳程度に生き残っている。
ちなみに神社サイドもシュールな構造で、ベテランB級観光地に恥じない景観となっている。
幹線道路沿い以外に中々立ち寄らない西目エリアだが、まだまだ香ばしさが埋まっていそうで嬉しい。